• "自由"(/)
ツイート シェア
  1. 神石高原町議会 2021-03-11
    03月11日-02号


    取得元: 神石高原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    令和 3年第 2回 3月定例会       令和3年第2回神石高原町議会定例議会会議録(第2号)1. 招集年月日 令和3年3月11日1. 招集の場所 神石高原町議会議場1. 開   議 3月11日 午前10時00分宣告(第2日)1. 応招 議員  1番 柏 床 由 夫         2番 小 川 善 久          3番 林   憲 志         4番 横 山 素 子          5番 久保田 龍 泉         6番 小 川 清 治          7番 木野山 孝 志         8番 藤 田 晃 己          9番 寄 定 秀 幸        10番 橋 本 輝 久1. 不応招議員  な   し1. 出席 議員  応招議員に同じ1. 欠席 議員  な   し1. 地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長      入 江 嘉 則     副町長     森 重 純 也   教育長     馬屋原 健 治     会計管理者   瀬 尾 明 彦   総務課長    瀬 尾 浩 康     政策企画課長  岡 崎   謙   まちづくり推進課長           住民課長    谷 本 千 代           矢 川 利 幸   保健福祉課長  松 井 和 寛     子育て応援課長 赤 木 まゆみ   環境衛生課長補佐森 山 郁 夫     産業課長    豊 田 達 哉   建設課長    高 石 徹 朗     教育課長    砂 田 香代子1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   事務局長    国 重 修 示     書記      平 田 美 穂   書記      吉 原 敬 之1. 議事日程   内容は別紙日程書のとおり            午前10時00分 開議 ○議長(橋本) 皆さん,おはようございます。 ただいまの出席議員は10名であります。定足数に達しておりますので,これより令和3年第2回神石高原町議会定例会を再開します。(説明員を報告) 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は,お手元に配付したとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(橋本) 日程第1,一般質問を行います。 簡潔明瞭な質問と明快な答弁を求めるため,本定例会における一般質問は,基本条例第13条の規定により,一問一答方式により行います。質問時間は,質疑及び答弁を含め1議員1時間を限度といたします。 通告が8名よりありました。通告順にこれを許可します。 ◆5番(久保田) 皆さん,おはようございます。 それでは,早速ですが,質問に入らせていただきます。 まず,施政方針の中から順を追って質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず,新型コロナウイルス感染症対策でございます。 施政方針におきましては,コロナウイルスに打ち勝ち,コロナ後のまちづくりに向けての町長の思いが伝わってまいりました。そういった中,国民が待ち望んでおりました新型コロナウイルスワクチン接種がいよいよ実施されます。町と医療機関との連携,情報を共有し,スムーズに進むことを願っておりますが,この接種に向けての準備は万全でしょうか。 2,2月15日に,町立神石へき地診療所にて報道陣を招いてのワクチン接種シミュレーションが実施をされました。また,2月19日は,町立病院でのシミュレーションが行われました。これらの模擬訓練での問題点はありましたか。あれば,どのように改善をされるのか,お伺いをいたします。 3,接種会場は,町立病院をはじめ,町内の各診療所で行われますが,介護施設入所者の方にはどのような対応をされますか。 4,車の運転が困難な方が接種会場までタクシーを利用される場合,タクシー代はどうされるのでしょうか。この際,ふれあいタクシーの病院での利用料金,これが900円でございますが,これを見直されたらどうでしょうか。お伺いをいたします。 以上,1回目の質問といたします。 ◎町長(入江) 皆さん,おはようございます。 今日と明日,2日間,一般質問でございます。質問をいただきました議員の皆さん,また町民の皆様にもご理解いただけますよう,できるだけ分かりやすい答弁に心がけていきたいと思いますので,よろしくお願いをいたします。 それでは,久保田議員のご質問に答弁申し上げます。 一つ目の新型コロナウイルスワクチン接種の準備についてですけれども,住民の方にスムーズに安心して接種していただけるよう人事異動を行い,対策チームを設置をしたところです。いまだワクチンの供給量や時期が不明でありますが,滞りなく接種ができるよう準備をしてまいります。 二つ目のワクチン接種シミュレーションに問題はあったか,あればどう改善するのかというご質問ですけれども,想定時間より時間を要したほか,誘導面や指示事項が伝わっていなかったなどが上げられます,問題点としてです。本番に向け課題を整理して,改善してまいりたいと考えております。接種がスムーズに進むよう,住民の方々に協力していただく点も多くございます。CATV,ケーブルテレビですね,や広報で事前に周知をしてまいりますので,よろしくお願いを申し上げます。 3番目の介護施設入所者はどうされるのかというご質問ですけども,入所者はおよそ300名おられます。その入所施設で接種できるよう検討をしているところでございます。 4番目の接種会場までのタクシー代はどうするのか,ふれあいタクシー料金の見直しをしたらどうかというご質問ですけれども,今回の新型コロナウイルスワクチン接種は,16歳以上の町民が対象となっております。会場までの移動手段については,自家用車を使われる方もおられます。基本的にワクチン接種会場までの交通費については自己負担でお願いしたいというふうに考えております。現時点では,ふれあいタクシー利用料金自体の見直しは考えておりません。 なお,高齢者等の経済的支援としましては,昨年12月及び今年2月の議会でも他の議員より提案がございましたけれども,4月に行う新型コロナウイルス感染症対策に係る補正予算を予定してますけれども,その補正予算においてふれあいタクシーや買物等,町内で自由に使える商品券の配布を行う予算を確保し,高齢者支援町内消費喚起に取り組んでまいりたいというふうに今考えて計画をしているところです。 以上です。 ◆5番(久保田) 準備の件でございますけれども,万全でございますかという質問をいたしましたが,準備してまいりますということでございます。準備は万全であるというふうに受け止めました。よろしいでしょうか。 それから,今回の新型コロナウイルスの関係につきましては,連日マスコミ,テレビ報道等,毎日のようにしております。ワクチン接種につきましては,今も医療従事者の方が先行してされております。そして,ワクチンの供給によると思うんですけれども,これは町内の医療従事者の方はいつ頃から大体される予定でございますか。 それから,医療従事者の方の次は高齢者ということになっておりますけれども,この高齢者の順序はどのようにされるんでしょうか。 それから,接種券の送付とか,また接種予約が多分要ると思うんですけれども,ここら辺のスケジュールについてお伺いをいたしたいと思います。 ◎保健福祉課長(松井) まず,1点目の医療従事者の接種のスケジュールについてのご質問でございます。 先日に中国新聞等でもあったと思いますが,福山市内の病院での状況が掲載されておりました。 本町においては,時期的なものははっきりとはお聞きをしてませんが,今のスケジュールで言いますと,3月の下旬から4月になるのではないかというふうに思ってます。 それから,2点目でございます。 高齢者の接種のスケジュールということでございます。 実は,先日県のほうから4月5日以降に県内にワクチンが供給される情報が入っております。まだ具体的には示されておりませんが,4月5日,4月12日,4月19日にそれぞれある予定であるということはお聞きをしております。本町に入ってきた場合は,次のように考えております。 高齢者の施設が町内にあります。そこにいらっしゃる方は約300名ほどいらっしゃいます。その入所者の方を優先的に接種をしてまいりたいというふうに考えております。その理由としましては,本町は高齢化率も高うございますし,この間介護施設等で大きくクラスターも発生しとるというところを考えまして,高齢者の中でも集団で入所されとるところはどうしてもリスクが高まるわけでございますから,そういった方々へ接種をしていこうというふうに思っております。 ワクチンの量にもよりますけども,優先順位としてはそのように考えてます。その後65歳の方なんですが,65歳以上の方が約4,000人ぐらいいらっしゃるわけでございます。今のワクチンの状況でいきますと,1箱単位,1箱が1,000回分でございますので,量が限られておりますので,クーポン券は65歳以上に送るわけですが,予約のほうは例えば75歳の方から予約をお願いするという形で,段階的に分けてまいろうと今は考えております。 それから,接種券の配布状況についてのご質問であったと思います。 3月12日に郵便局のほうから送付を予定をしております。したがいまして,3月15日までには町内の65歳以上の方に配布できる運びになろうかと思っております。 以上でございます。            (久保田議員接種予約の件」の声あり) ○議長(橋本) 接種券は配るので,予約。 ◎保健福祉課長(松井) 失礼いたしました。 接種券をお配りし,予約の体制でございますが,ワクチンの供給時期が決まりましたら,早期にコールセンターを立ち上げます。既に番号は取っております。3台電話機を置いて,3名が専属で電話が受けられる体制を今準備をしております。繰り返しになりますけども,県のほうからワクチンの出荷日,提供日が決まりましたら,コールセンターを直ちに立ち上げまして,ご案内をさせていただこうと思っております。 以上でございます。 ◆5番(久保田) 順序といたしましては,医療従事者の方,そして介護施設の入所者,それから高齢者の方というような順序で接種がされるようでございますけれども,介護施設の入所者の方の接種は,医師の方がそこへ行って接種されるということで分かるんですけど,職員の方も一緒にそこでされるんでしょうか。入所者の方だけされるんでしょうか。そこら辺はどうでしょうか。 ◎保健福祉課長(松井) 議員ご質問の件でございます。 より効率的に打つという観点からいいますと,その施設で介護に従事されとる職員の方にも一緒に打つことによって,クラスターの発生であるとか,そういったことが抑止できるというふうに考えてはおるわけでございますが,いかんせん供給量のほうが限られておりますので,国が示すように,高齢者にまず先に打ちましてという形になろうと思いますんで,現段階では介護事業所の職員の方は一緒に打つということは困難であるというふうに考えております。また別途ご案内するようになると思います。 ◆5番(久保田) ワクチンの供給が非常に不安定な中で,全員が打つということは難しいということも分かるような気もします。できるだけワクチンの供給がスムーズにいくように,県のほうに働きかけても,これは国のほうから来るわけですから,なかなか難しいと,そういう面もあるかと思いますけれども,ひとつワクチンの供給をもらうようにしっかり努力をしていただきたいなというふうに思います。 それから,神石のへき地診療所での接種体制についてお伺いをしたいと思います。 先般2月15日に行われましたけれども,ちょっと私は気になったことがありますので,ここで言うてええかどうか分からんのですけど,お尋ねをしますけれども,ちょっと何点か問題があったと思うんですけど,町長はすぐ帰られましたからあれですが,副町長,保健福祉課長,ちょっと気になったことはありませんでしたか。なかったら,私の質問をしたいと思うんですけど,どうでした。ありました。あったようでしたら,ちょっとお聞かせいただければと思います。 ◎保健福祉課長(松井) 気になった点,できていなかった点というところでございますが,やってみまして,感染防止のために,まずはマスクをする,それからフェースガードをするっていうところがありましたので,声が伝わりにくいっていうのがありました。これは,住民の方からもですし,職員のアンケートを通しても,そういうのが出ております。そういったことと,それから複数,多くの職員を配置しておりましたので,そこで何をするかっていうことが事前の確認が少し準備不足であったというようなことも思っております。 それから,住民の方からのアンケートの中で,2回打つわけですから,そういったことへの2回目の予約の体制についてどういうふうにしていくんかというような質問のほうもあっておりますので,お伝えしたいと思います。 それから,実際当日久保田議員も来ていただいておったんですが,雨が降る中でございまして,住民の方のご協力で多数来ていただいておりました。グラウンドのほうを駐車場というふうにしておりましたが,そういったワクチン接種とは別に,環境整備といいましょうか,そういったところもちょっと課題として見えたと思います。当日も,車で来られる方が多数いらっしゃると思いますので,駐車場の案内であるとか,そういったところも十分していく必要があるかなというふうに受け取っております。 ◆5番(久保田) 私も思ったようなことを課長も気になっていたというふうに思います。 それで,グラウンドにテントを張って,そっから横の入り口まで行くようにしてありましたよね。あそこは水路があって,ちょっと足場が狭かったということがありましたので,ちょっとあそこを1メーターぐらい広げて,足場を広くしていただきたいと思います。 それから,ふだんの一般の診療は,正面玄関から入りますよね。それが,今回の接種は出口になっとる,あそこはね。へえで,横の入り口のほうから入るようになっておるんで,あそこはこれだけ段差がありましたよね。車椅子の人は,あそこは入れないと思うんです。スロープを当日というか,接種のときになりましたらスロープをされんと,あれは上がれませんので,あの辺のひとつ配慮もお願いしたいなというふうに思います。これは,私の意見として申し上げさせていただきます。お願いします。 それから,接種会場までのタクシー代でございますけれども,4月に補正予算を計画されているという答弁をいただきましたが,これは平成2年度の国の補正予算3次補正がありましたよね。これは1億5千万円が来ておると,以前説明があったんですが,多分違っとったら言うてください。1億5千万円が原資になってこの補正予算を組まれるということなんですね。 それで,商品券の配布を予定しているということでしたけれど,これは商工会のやまなみ商品券のことなんでしょうか。また,対象者は,全町民が対象になるのか,そこら辺のところ。また,これは補正予算がまだできておりませんので,議会が通っておりませんので,まだ何とも言えないんですけれど,これはワクチン接種を行うまでに,これは間に合うようになるんでしょうかね,そこら辺をちょっとお願いします。 ◎総務課長(瀬尾) 高齢者の方に対して今考えてる対策なんですが,コロナの交付金が本町へ国の第3次補正分として1億5千万円程度交付が行われる予定になってます。そのうち3千万円程度は,令和2年度の今回の3月補正の各事業のほうに充当したところです。残りの1億1千万円程度を令和3年度の4月に補正予算として各事業を実施してまいりたいと考えております。その事業の中で,高齢者の,今議員さんが言われたコロナ等の対策としてワクチン接種等タクシーを使っていただく経費,それから町内の商店等で自由に使っていただくことを目的として,一定額の商品券の配布を行いたいと考えております。基本的に,今この地域に求められていることは,経済支援もそうですが,消費喚起を行っていく必要がございますので,そういった事業を今検討しております。ただ,配布については,やまなみ商品券を今考えております。その印刷等を行う時間がどうしてもかかってしまいますので,第1回目のワクチン接種タクシー利用がこの商品券で使えるとは考えておりませんが,2回目等には何とか間に合えばなと思っております。 ふれあいタクシー以外の利用も今回併せて検討しておりますので,仮にタクシーに使えなかったとしても,それ以外の目的でも自由に使えますので,トータル的には経済負担の軽減,そして消費喚起につながるものと考えております。 以上です。 ○議長(橋本) 対象者は。 ◎総務課長(瀬尾) 対象者は,昨年の7月に同様の事業をやってますが,基本的には75歳の高齢者の方を対象に考えております。また,前回やってる事業は,重度障害者の方も対象にしておりますので,今のところ同様な対応をしていこうと計画をしております。 ○議長(橋本) やまなみ商品券っていうけど,ちょっと聞こえなかったっていうて言われたんで。 ◎総務課長(瀬尾) 商品券としては,やまなみ商品券を使う予定にしております。            (久保田議員「やまなみ」の声あり) やまなみ商品券です。 ◆5番(久保田) 分かりました。 やまなみ商品券については,商工会が発行されておるということで,これは4月からすぐというのはちょっと無理というかね,毎年なんですが,6月,7月頃からになると思うんで,できるだけ早くこれをしてほしいなというふうに思います。 先ほどの保健課長のあれでは,ワクチンが届くと4月から接種が始まるというようなことでございますので,第1回目の接種につきましてはタクシー代等が間に合わないということなんで,2回目ぐらいからは何とか間に合うだろうということなんで,これはまだ予算が通っておりませんからあれなんですが,4月に入ったら,できるだけ早い時期に補正予算等々を編成をして,臨時会になると思うんですけど,していただければというふうに思っております。 それから,要望をいたしました神石へき地診療所,あそこのスロープの問題とか,あれはしていただけますでしょうね。
    保健福祉課長(松井) 当日は,本当に仮のような形で橋を渡しておりました。その件に関しては,高齢者の方が多く訪れていただくわけでございますので,議員言われますように,十分安全面を確保できるよう,橋といいましょうか,安全に渡れるように準備をしていくつもりでございます。 ◆5番(久保田) 分かりました。 今回のワクチン接種につきましては,何分にも初めてのことでございますから,いろいろ戸惑いもあろうかとも思います。また,手探りの状態かとも思いますけれども,役場と医療機関の先生方,またスタッフの皆さん,しっかりと連絡体制を取っていただきまして,希望者全員が一刻も早く接種ができますように,ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。 次の持続可能な農林業・商工業振興についてでございます。 神石協働支援センターでは,営農に関するアンケート,買物に関するアンケートが実施されましたが,こんな重要なアンケートは,役場の業務ではないでしょうか。見解をお伺いをいたします。 施政方針では,持続可能な農林業・商工業振興をうたわれております。私は,12月議会の一般質問で,農作業の受委託組織を早急に立ち上げるべきと質問し,早速検討すると答弁をされまして,今議会で新年度に農業振興協議会の設置の条例化が提案されておりましたが,先日可決をされました。協働支援センターでは,農作業の受委託組織をセンターがつくるのならともかく,アンケート結果は役場に報告するというふうに聞いております。 2番として,農業委員会より,株式会社神石高原農業公社の体制強化について,作業の受委託エリアを油木,神石地区にも拡大し,全町対応ができる体制整備の構築を図るよう提案がありましたが,町長の考えをお伺いいたします。 3,電子決算PayPayの活用につきまして,町内の消費拡大にどのような効果があったのか,また新年度の取組をお伺いをいたします。 4,デジタルトランスフォーメーションの推進は,町民の暮らしがどのように豊かになるのか,具体的な事業,また新技術の活用をお伺いをいたします。 以上です。 ◎町長(入江) 持続可能な農林業・商工業の振興についてのご質問ですけれども,神石協働支援センターアンケートが実施されたと,これは役場の業務ではないのかという,見解を伺うというご質問ですけれども,協働支援センターで実施されていますアンケートは,それぞれの地区のまちづくり計画の策定や計画に基づく諸活動を実施するに当たって,協働支援センターが主体的に実施されたものです。このアンケートは,各センターで実施されており,油木地区は平成28年度,豊松地区は令和2年度,三和地区は平成30年度に実施をされています。アンケートの内容,設問は,地区によって,地形,集落状況,物流,交通インフラ,商業,営農等の実情が異なっていることから様々です。地域が自らの発意で,買物弱者対策,営農や後継者の状況を把握し,課題解決に向けて地域が自主的に対策に取り組んでいくことは,協働のまちづくりに必要不可欠な要素だというふうに思っております。したがいまして,このアンケートにつきましても,町が画一的に取り組むような業務ではないというふうに考えています。 次の神石高原農業公社作業エリア,油木や神石地区にも拡大というご質問ですけれども,現状では農業公社の作業受託エリアを全町に拡大することは,人的にも装備的にも困難であるというふうに思っております。仮に作業受託エリアを拡大できる体制ができたとしても,公社だけで個々全てのご依頼や課題に対応できるとも思えません。将来にわたって,今作付されている全ての農地を守っていくということは現実的ではないと考えてますし,経営を全く無視した対応はあり得ません。町からの経営支援にも限りがありますから,守るべき農地を誰がどうやって守っていくのか,次年度で設立を考えております協議会で検討していきたいと考えております。 3番目の電子決済PayPayの活用,町内消費拡大の効果ですけれども,令和2年度2回の取組を実施をしています。1回目は10月から11月で行いましたけれども,約9,700万円余りの消費額でございました。また,現在行っております2回目,2月から3月ですけれども,2月末のポイント付与額が2,050万円,それに伴う消費額は7,900万円でございました。もう一か月,3月末ではさらに大きく伸びることを想定しておりますので,消費喚起拡大に大きく寄与しているものと思われます。新年度におきましては,町内の経済状況を見ながら,適切に対応してまいりたいと考えております。 それから,デジタルトランスフォーメーションの推進で,町民の暮らしがどのように豊かになるのかというご質問ですけれども,国や県が進めておりますデジタル化ですけれども,人口が減っていく社会において,社会・経済活動を従来と同じように行っていく場合,どうしても人手が不足をします。不足する人手をどう補完するか,デジタル技術を普及加速することで,不足する人材を補完していこうというふうに考えておられます。既に,産業界では多くの場面でAIやロボットが導入されているところです。農業や介護の分野にもデジタル化が普及しつつあります。特に過疎化が進む中山間地域では,デジタル化を進めることで社会経済活動や福祉・医療・介護,農業や商工業,あらゆる分野で労働力の補完が進み,社会生活の維持が期待できるものと考えております。例えば,先ほどのPayPayやカードを利用したキャッシュレス化やスマートフォンの普及,ドローンでの防除作業もデジタル新技術を活用した例の一つです。回転ずしの仕組みもデジタル技術を活用しています。こういった技術の進歩が,暮らしを豊かにしてくれるというふうに思っているところです。 以上です。 ◆5番(久保田) 協働支援センターまちづくりの計画を作成されて活動されて,協働のまちづくりをしているということで,町長は常々協働のまちづくりということを言われておりますけれども,この協働支援センターですね,4地区ありますけれど,これはできることとできんことがあると思うんですよ。そう思いません。私は,そう思います。 今回の営農に関するアンケート,神石地区でできました。今の答弁では,油木地区は平成28年,豊松地区は令和2年,三和地区におきましては平成30年にアンケートを実施されたというご答弁をいただきましたけれども,このセンターですね,この営農に関するいろいろアンケートを取られて,じゃあアンケート取って,どのようにするか,耕作放棄地をどうするかという,その課題の解決,これが今各地区で進んでおります。油木地区は一番早かったんですかね,平成28年にアンケートを取られてる。アンケートを取られて,どのように今進んでおるんでしょうか,油木地区の対応がです。それが分からんのんですけど,ちょっとその辺を教えてください。 ◎町長(入江) 油木地区の計画については,アンケートの中身については,ちょっと詳細には把握をしておりませんけれども,基本的に議員言われるように,協働支援センターで何でもかんでもできるわけではございません。ですから,今回の農地の維持についてのアンケートの結果は出てると思います,神石地区の協働支援センターですね。12日でしたかね,来週ですか,私が招待をされてますから,その協働支援センターの会議で,懇談会という形で,その中身を聞くことになっています。それで,協働支援センターでこういう課題があると,ここは協働支援センターでできるけども,こっから先はできないよというようなことをしっかり話を聞いて協議をして,役割分担をして進めていくということになると思います。ですので,アンケートについては,町が画一的に取り組むことではないですけれども,それで出た結果については,お互い協議をしながら進めていく。ですから,農地の維持についても協働支援センターでできないことについては,今もともと全部できないと思ってますから,来年度協議会をつくる計画にしてますから,そういった協議会の中でどういうふうに農地を守っていくのか,どう考えるのか,誰が担っていくのかというようなことを議論をしていきたいというふうに考えているところです。 ◎まちづくり推進課長(矢川) それでは,油木でアンケートを行われた結果の内容でございますけれども,油木地区の事業計画の策定のための基礎資料としてアンケートを取られておりまして,調査の内容ですけども,油木地区の現状,将来,そして誇りに思うことについて,そして日常生活について,例えば主な交通手段であったり,通信の環境だったり,そういったものをアンケートを取っておられます。それを基に,5年間の計画ができている,そして今実践活動が行われているというようなことでございます。 こういったアンケートでございますけれども,地域だったり,いろんな課題が山積しておるんだろうというように思います。平成16年合併後の神石高原町としても,それ以前の旧町村でもいろんな取組をしてきました。さらに,地域でもしていただいておりますけれども,結果,現状には多くの集落であったり地域というのが衰退が止められてないということがあります。そういったことで,自ら住んでいる集落であったり地域のことを自ら考えていただくということがよりよい地域をつくるための第一歩なのかなというふうに考えておりますので,非常に重要なアンケートではないかというように考えております。 そして,町長が申しましたように,その後ですけれども……。 ○議長(橋本) 課長,油木の協働支援センターアンケートをした結果,どのような方向性が示されたかを久保田議員は聞いておられるんで。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 分かりました。 その結果,いろんな取組が進められておりまして,これは便りを見ていただいたら大体お分かりいただけるところで省略させていただきます。すみません。 ◆5番(久保田) センターでいろいろ活動されておるのは分かります。私が言いたいのは,耕作放棄地の解消というか,農地の維持というのは,全町的な問題だと思うんですよ。だから,営農に関するアンケート,これは神石以外の地区は済んでおりますから,今さら言うてもいけんのんですけど,これはやっぱり役場が中心になってこういうアンケートをせにゃあいけんのんじゃないですかと思うたんです。それが,今回神石のセンターのほうでアンケートを取られてから,ありゃあまたこれは全町でしとってんないんかなと思うたからちょっと質問しただけで,一番重要なと思うんです。それから,センターでアンケートを取って,その後それじゃあ耕作放棄地,農地の保全をどうするんですかと,やってくださいと言うたって,できんのんですよ。恐らくできんですよ。だから,町が主体的に取り組まにゃあいけんということを思っております。 それから,農業委員会の提案書でも,これ毎年出るでしょう。農業公社を拡充して,他地域の耕作の受委託をするべきじゃないかということ,去年も出たと思うんです。だから,しっかりとここを取り組むためには,全町対応をしていただきたいというふうに思っておるんです。 せえで,新年度から農業振興協議会が立ち上がりますけれども,これは今までアンケートを取られましたよね。このアンケート調査を協議会のほうへ提出をされて,これを協議資料にされるでしょう,今までのアンケート結果を。そこら辺をお願いします。 ◎町長(入江) 資料としていただければ,その協議の内容の,協議を進めていく上での参考にさせていただきたいと思います。 ◆5番(久保田) この件につきましては,新年度から組織が立ち上がりますので,ひとつ議論を私は見守っていきたいというふうに思っております。 それから,協働支援センターを今出ましたんで,関連質問をちょっとしたいんですけど,買物支援のこと,よろしいでしょうか。 ○議長(橋本) はい,どうぞ。 ◆5番(久保田) 買物支援で,神石地区ではローソン号を町が購入して,食材の配達をずっとされておりましたけれども,今神石支所のほうで車庫で町の車が眠っとるんですよ。これは,今後どういうふうに動かしていくようなお考えでしょうか,お伺いします。 ◎まちづくり推進課長(矢川) 議員ご指摘のローソン号でございますが,実情は車庫に眠っておるというような状況でございます。 今後につきましては,架装をしておる車両でございますので,有効に活用ができることがないかなというのは検討しておりますが,現在はまだ利用目的が定まっていないという状況でございます。 ◆5番(久保田) いや,だからどういうふうにしようと思うとってです。これは,町長がたしかまちづくりの課長じゃったか,あの時分にローソン号を多分担当されて入れられたと思うんですね。それからまた6年ぐらいたちましたかね,それからね。何年かというのは,ちょっと私はっきり覚えとらんのんですけど,町が購入して,あっこの182の道の駅から食材を購入して配達しとったということで,町のもんでしょう,ローソン号,トラックは。じゃけえ,眠っとっちゃあいけんと思うんですよ。何でこれが止まっとるんかというとこをしっかり調査して,町が関与するんならするような方向をして動かさんといけんのんじゃないかなというふうに思っとるんですが,そこら辺を課長が今考えてないというようなことだったんですが,どうなんでしょうか。 ◎町長(入江) 神石にあるローソン号ですけれども,私がまちづくり推進課の課長補佐のときにたしか実施した事業で購入した,平成23年の事業だったと。だから10年たってるんで,維持とかメンテナンスですよね,そういったことを考えると,あの車を使うのがいいのかどうかということも考えながら,また商工会のほうも買物支援については検討をされてるようですので,そういったとこと協議をしながら,活用できるのかできないのかということも考えていきたいと思います。 ◆5番(久保田) 分かりました。 せっかく車を買ってるんですから,あそこへ立てらせとくというか,眠っとっちゃあいけんと思うんで,しっかり活用はお願いしたいと思います。しっかり商工会のほうとも協議をしていただきたいというふうに思います。 それから,電子決済のPayPayの活用についてでございますけれども,昨年10月からと今年の2月,3月末で,現在消費関係1億7,600万円程度ですね,2月末で。これがまた,3月末までということになりますと,かなりのお金が消費ができるんじゃないかなというふうに思います。これは,事業者の方もメリットがありますし,消費者の方も,ポイントがつくんで,かなりメリットがあるということで,これを皆さん使われているようでございます。それで,大変好評でありますので,これは消費喚起で継続すべきではないかなというふうに思っております。適切な対応をされるということでございますけれども,この適切な対応というのはどういうふうにされるんでしょうか。継続されるということなんでしょうか,お伺いします。 ◎町長(入江) 適切にという言葉を使ってますけれども,今第3波が収まりつつあって,第4波も懸念されるというようなことを言われてますけれども,そういった状況を見ながら,このポイントでの消費拡大をやっていくのか,どうするのかということを考えていきたいと思いますし,今この財源については,国の交付金を活用しておりますから,単独費でやっていくのか,国の交付金を使うのか,もしあれば使っていきたいとは思いますけれども,そういった財源の問題も含めながら判断をしていきたいというふうに考えております。 ◆5番(久保田) 財源の問題もあろうかなというふうに思いますが,今国のほうからコロナの地方創生交付金が大変来ておりますので,これを今使っておるというような状況でございます。単町でやるというのは,予算の関係から難しいかなというふうに思いますけれども,できるだけ町内の消費の喚起,消費拡大ということにつきまして,やるときには商品もある程度入れてやっていただきたいなというふうに思います。これは期間を限定をしてもいいと思うんですよね。盆にするとか,暮れにするとか,そういうこともひとつ考えていただきたいというふうに思います。 次のデジタルトランスフォーメーションの推進でございます。 聞き慣れない横文字が出てきまして,私も少し戸惑って,よう分からんのんですけど,先ほどの答弁では,デジタルの活用,いわゆるICTというんですか,情報技術を活用しての一般的に言われていることを答弁されたんかなというふうに思っておりますけれど,もう少し具体的に今度新年度未来創造課の中でこのDXデジタルトランスフォーメーションの係を別につくられるという,今機構改革の提案がなされておりますけれども,これにつきまして具体的にどうされるんかということをもうちょっと入って教えていただければというふうに思います。 ◎町長(入江) 一般的な概念というか,そういうものを申し上げましたけども,具体的にはこれから計画をしていく,言っておきますけども,これは必ず仕組みとして地域へ落とし込む,実証できるというところまで持っていきたいんですけれども,すぐできるとかというようなものではありませんので,実証実験をやりながら進めていきたいと思ってますけれども,例えば健康管理ですね,特に高齢者の健康管理,今は時計のようなものを身につけて,心拍数とか血圧とか,そういったものが自動的に計測できて,それがスマートフォンを経由していろんなところに情報提供されるという仕組みが既に出来上がってますけれども,そういったものを使って,未病と,私,未病という言葉を使ってますけれども,病気と健康の間に未病というところがあるんですけど,病気でもない健康でもないという状況ですけれども,その未病を早く発見をして治していく。それがデジタルデータですね,今みたいなバイタルデータというか,身体のいろんな情報を身につけているだけで,そんなにいろんな作業をしなくても,自動でデータが収集できて,逆にちょっと今血圧が高いですよとか,こういうふうにしたらいいんじゃないですかというようなアドバイスをプッシュ型でするとか,それから安否確認にもなりますし,例えば5分間全く動いてないということになれば,ちょっと健康上の問題があるんじゃないかとか,安否確認をする必要があるんじゃないかということが分かるんです。ですから,それを家族の方に知らせるとか,協働支援センターと連携できれば,そういうこともあると思いますけれども,そういったところで安否確認とか,そういったことにも使えるということです。 それから,遠隔医療ということも言ってますけれども,神石高原町には今小児科がありませんけれども,そういった専門的な医療を町立病院へ行って,町立病院が窓口になって,専門の先生と先生同士がデジタル技術を活用して遠隔で診療というか,相談をしながら現場で小児科の先生のアドバイスを受けながら治療とか診察ができるとかというような,直接患者さんとやり取りということではないんですけれども,そういった取組をやるとか,あと物流の関係では,今ドローンをやってますけども,ドローンを活用した物流とか,自動走行,これもかなり技術的にも進歩してきてますけども,運転手がいなくても人が乗って動ける,それから物が運べると,そういったことを研究をして,地域に落とし込んでいくことができたらなというふうに思ってます。 農業についても,神石高原町の場合は,大きな農地がございませんから,どういった形のスマート農業が推進できるのかということも検討しながらやっていきたいというふうに思ってます。そういったことを実証,実験をする場を提供することによって,いろいろな企業,事業者が神石高原町を訪れてくれる。今度23日もドローンの関係,これは防災,消防の関係の実験をやられますけども,スコラでやられますけども,総務省と経産省からも職員が来てくれるようですけれども,そういった事業者が多く神石高原町に来ていただくことで,例えばラボラトリーといって,研究所を設置してくれるとか,サテライトオフィスを活用するとか,そういうところにもつながっていくのかなというふうに思ってます。 ですから,デジタル技術とデータの活用……            (「内閣府」の声あり) 内閣府でした。すみません。内閣府と経産省ですか。ですから,そういったことをDXを進めることによって,まちづくりに生かしていきたいというふうに考えているところです。 ◆5番(久保田) いろいろ町長の思いを聞かされましたけれども,ちょっと私らは,まだよう分かりません。 それで,これは先般いただいた資料なんですけど,デジタルトランスフォーメーションとはということで,具体的には高齢者の見守り及び体調の把握,遠隔医療,自動運転,キャッシュレス化などの取組です,また行政サービスについてもDX化を進めてまいりますということで,これを見たら,高齢者の見守りなんかが一番に書いてあるんですけど,今生活支援体制事業で社会福祉協議会へ委託して,各自治振興会でこの見守り活動をやっておられますよね。多分どこの振興会もやっておられると思います。それから,民生委員さんもそれぞれの地区で実際に動いて,見守り活動をされております。それから,以前郵便局と高齢者の見守りについての協定が何かされましたよね。それで,この見守りにつきましては,まだ不足しとるから,このDX化を進められるんかなと,ちょっと思ったんですよね。十分私はできとんじゃないかなというふうな思いがありまして,これを進めることによって,例えば高齢者の方の家のほうへパソコンなりタブレットを置いて,ほいで遠隔でリモートみたいにして見守り活動をされるんかなというふうなことも思ったんですけど,そうではないんですね。そういうことをしたら,相手のどこでそれを見守りをする人が,見守りというて相手が要ると思うんです,事業者が。そこら辺のことまで考えておられるんかなと思ったんですけど,そこまではまだ考えてないということなんですね。 ◎町長(入江) 見守り訪問員さんとか民生委員さんですね,それがずっと一日中回られてるわけではないので,今こういうデバイスというか,そういう機器を使えば,自動でちょっと調子が悪い状況とか,そういうのが,例えば見守り訪問員さんのスマホに入ってくるとか,ちょっとあの人今調子悪いよというような情報が入ってくると行きやすいですよね。しかも,たくさんの人の管理というか,対応ができますよね。今例えば10分間倒れられとっても,行ってみんと分からんことですけれども,こういったものをつけておれば,10分間この人動いてないよということが分かりますので,この人はちょっとおかしい,行ってみてくださいとかというようなことが,そういった民生委員とか見守り訪問員さんと連携することもできますし,家族の方と情報共有するとか,病院とも共有するとか,そういうことができるということです。物すごく便利になるということですね。 ◆5番(久保田) 分かりました。 便利になる,便利になると言われりゃあ,どうしてもそっちへ流れるような気もせんでもないんですけど,これはしっかり今から計画を立てるということなんで,どうなんかなと思います。 それから,時間もないんですけど,未来創造課をつくられて,このデジタル係のほうは東京の民間の企業から人材を招くということなんですけど,職員にこのデジタルというか,そういうことにデジタル化のほうにたけた職員はおられんのですか。わざわざなんで東京のほうから招かれるんか,よう分からんのです。これこそ人材育成じゃないんでしょうか。しかも,高額な600万円の給料でと説明がありましたけれども,私は人材育成をすべきじゃと思うんです。優秀な職員の方がいっぱいおられるんですからね,わざわざ東京から,しかもコロナが収まっとらんでしょう,今。恐らく,これは1年やそこら,2年は続きますよ,幾らワクチンを打ったからといったって。だから,そこら辺の心配も今しております,はっきり言って。そこら辺はどうなんでしょう。招かにゃあいけんのでしょうか。 ◎町長(入江) 職員も,優秀な職員がたくさんいますから,その職員が担っていくということもあるんですけれども,ただ職員では新しい取組とかは限界があると思うんです。いろんな町の需要,取組も分かりませんし,そういった技術的な例えば資料を作るとか,企画書を作るとかというのもなかなか難しいと思います,今の職員は。ですから,そういったことをちゃんと今既にやってる方に来ていただいて,それを職員にも広げていくというのは非常に重要だというふうに思ってます。 ◆5番(久保田) ちょっと時間がありませんので,次へ行きます。 男女共同参画についてでございます。 女性が活躍できる環境づくりについて,産業界に求める前に,町行政での取組をお伺いをいたします。役場の女性管理職の比率,各種委員,審議会等の女性の比率をどれくらいに目指すのか,今後の計画をお伺いをいたします。 ◎町長(入江) 男女共同参画についてのご質問ですけれども,神石高原町第2次男女共同参画推進基本計画の令和3年度末の目標値は,議員お手元にお配りをさせていただいてますけれども,その8ページに記載しているとおりです。 令和2年4月1日現在の状況ですけれども,町の職員における女性の割合は40.4%で,広島県の平均割合40.5%とほぼ同じ状況でございます。女性管理職の割合は28.6%で,県平均16.4%を上回っております。行政委員会の女性委員の割合は21.4%で,広島県の平均割合19.9%を上回っている状況です。審議会・委員会等における女性委員の割合は13.4%で,広島県の平均26.5%を下回っている状況です。 引き続き,男女共同参画推進基本計画で掲げた目標を達成するよう取組を進めてまいりたいと考えております。 ◆5番(久保田) 今回,男女共同参画について質問をいたしたのは,こうして議会で発信することによりまして,女性の社会参加,行政への参加を少しでも促すことができたらという思いで,今回は質問したわけでございます。女性職員の管理職の登用,また委員の就任等をお願いしても,また相手があることだから,首を縦に振ってもらわなければできないということで,非常に難しい面があると思います。しかし,ここは今社会でもいろいろ言われておりますので,ひとつ男女共同参画ということにつきまして,引き続き努力をしていただきたいというふうに思います。 以上,私の時間になりましたので,質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(橋本) 以上で久保田議員一般質問を終了します。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は11時15分とします。(午前11時01分) ○議長(橋本) 再開します。(午前11時15分) ◆1番(柏床) よろしくお願いします。 それでは,議長から発言の許可をいただきましたので,一般質問をさせていただきます。 本日は,ちょうど10年前の2011年3月11日14時46分に三陸沖で発生した,マグニチュード9.0,東北地方太平洋沖地震により引き起こされた大震災,最大震度7の強い揺れと国内観測史上最大の津波を伴い,東北,関東地方を中心とする広い範囲に甚大な被害をもたらしました。また,東京電力福島第一原子力発電所の水素爆発が発生し,放射性物質が漏れ出す深刻な事態になった東日本大震災から10年が経過しました。新聞報道におりますと,発生後これまでの死者は14都府県で1万5,899人,不明者は2,526人,関連死された方3,775人,死者,行方不明者,そして関連死の合計の人数は2万2,200人ほどとなっておられます。また,このうち岩手,宮城,福島の3県では,ほとんど99%程度の2万2,073人が犠牲となっておられます。また,東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故で,故郷を追われるなどした人4万1,000人がいまだなお全国で避難生活を余儀なくされている状況にあります。震災により犠牲になられた方々に哀悼の意を表すとともに,一日も早い復興を願うものでございます。 それでは,一般質問に入らせていただきます。 施政方針から,町長2期目施政方針では,令和3年度の予算は安心,幸せ,さらなる挑戦をキーワードに予算編成をされ,三つ目の重点施策と3点の重点事項を具体化され取り組むこととされています。このうち,重点施策二つ目,特色のある教育と文化の振興で,町の子どもはみんなで育てる,12ページにありますが,そういう考え方の下に地元に帰ってきやすい仕組みとして,町民の皆さんと協力して町独自の奨学金支援制度を創設してまいりますとありますが,ここで2点お伺いいたします。 地元に帰ってきやすい仕組みとしての奨学金支援制度とはどのようなものか,そして2番目として,独自の奨学金の支援制度の具体はということで2点お伺いします。よろしくお願いします。 ◎町長(入江) 柏床議員のご質問に答弁申し上げます。 奨学金制度についてでございますけども,地元に帰ってきやすい仕組みということで,奨学金ですけれども,今高等教育を受ける約4割の人が何らかの奨学金を受けていると言われています。給付型もありますけれども,その大部分は返済型で,10年から15年間返済を行います。約350万円の返済金を背負って社会に出た者は,大きな金額を返済しなければなりません。そういったこともあり,地元へ帰ってくることをためらう傾向があるようでございます。そこで,その返済を支援することで,地元神石高原町へ帰ってこれる,そういったきっかけになってほしいと思ってるところです。 2番目の町独自の奨学金支援制度の具体ですけれども,高等教育終了後多くの奨学金制度で一括償還もしくは10年から15年間毎年一定額を返済をしています。そこで,奨学金を返済している者が本町へ移住した場合,定住した場合,その定住した期間に返済した額の3分の2相当額,年間15万円を限度ですけれども,支援をしていきたいと考えております。事業期間は令和3年度から令和6年度までの4年間で,申請した年度から最大5年間奨学金を返済している者に対して支援する事業でございます。 以上でございます。 ◆1番(柏床) ありがとうございます。 1番目の項目の質問でございますが,町がこの制度を創設するに当たり,国の方針とか制度とかがそれぞれあると思いますが,この制度を創設するに至った経過を教えていただきたいというふうに思います。近隣では,津山とか鳥取の江府町など,あと下関ですか,これぐらいなんです。確かに,帰ってきやすい制度でございますけど,これを創設するに当たって基準となったものがあろうと思いますので,そこの創設の経過説明をよろしくお願いします。 ◎町長(入江) もともと今鹿児島県の長島町というところで,ぶり奨学金,これは,ブリは回遊魚で帰ってくるという意味も含めて,ブリ1匹に対して幾らの資金を集めて,それを奨学金の支援に充ててるという事業がありますけれども,それを一つのモデルとして,うちはブリがいませんから何にするのかということもありますけれども,町民全体みんなで帰ってくる若者,移住してくる若者対象ですけれども,そういったものを町民みんなで歓迎して応援してやろうよという仕組みをつくっていきたいと。そこが,国とか一般的な支援とは違うというところでございます。ですから,その財源に充てる資金の調達についても,できるだけ広くそういった形で調達できたらなというふうに思っているところです。 ◆1番(柏床) ぶり奨学金の件ですけど,これは国の制度もありますよね,多分奨学金関係の支援については。まち・ひと・しごと創生本部については,一応そういうふうな支援制度がございますけど,そこはご承知なんでしょう。 ◎政策企画課長(岡崎) このぶり奨学金と今回神石高原町が考えております奨学金は,若干これをモデルにはしておりますけれども,中身としてはいわゆる奨学金ではなくて,奨学金を返済をするための支援という形にしております。ここについては,町長言いましたように,ぶり奨学金を当初検討をしましたけれども,ぶり奨学金を創設するに当たり,金融機関との連携というのが非常に必要になるということがありますので,町内の金融機関の皆様方と協議をしております。その中で,いわゆる奨学金というものの創設よりも,奨学金を返しておられる方々への支援のほうがより有効ではないかという判断になり,ご意見をいただきまして,さらに先ほど議員言われました,地方創生本部が実施をしております奨学金の返済支援制度も参考にして,今回神石高原町独自で奨学金支援制度をつくることにしたという経過になっております。 以上です。 ◆1番(柏床) すみません。私は奨学金,奨学金と言うんだけど,奨学金支援制度だな,申し訳ございません。 2番目の具体のとこで,この制度の対象のうち注釈にいずれも定住のみが条件で,就業してるかどうかは問わないとありますが,これに関しては住民登録がなされておればよいということの解釈でよろしいですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 住民登録がなされておればよいということも当然必要なんですけれども,その実態がどういうふうになるかというところが我々としては非常に関心が高いところになりますので,申請に当たっては,定住を実際にここの神石高原町に住んでおるということを確認をさせていただきたいというふうには考えております。 以上です。 ◆1番(柏床) 分かりました。 それから次に,支給要件,補助対象の年齢についてお伺いしたいんですが,新卒者の場合ですかね,帰ってきたら多分特別交付税対象になると思いますけど,年齢が仮に30で帰ってきて償還者だとすると,それは対象になるのかならないのか。年齢制限,償還がなくなったら,それは支援するもんがないんですから当然外れると思うんですけど,そこの年齢要件についてお伺いしたいというふうに思います。 ◎政策企画課長(岡崎) 議員が言われたとおり,年齢制限については,返済を行っておる者が対象ということで考えておりますので,いわゆる年齢制限を30前とか,そういった制限を設けようというふうには考えていません。 ◆1番(柏床) 分かりました。 新しい制度ですので,なかなかまだ肝腎なとこで出発できればいいんですけど,ちょっとまだ分からないところがありましたので。 それから,事業期間については令和3年度から6年度,神石高原町第2期総合戦略策定期間ということで,申請を受け付けてから最大5年間を補助するという期間でございます。5年間という期間は,これは町長の任期もあったりいろいろするんですが,5年間が限定なのかどうか,そこをお伺いしたいというふうに思います。 ◎政策企画課長(岡崎) 議員指摘のように,この制度につきましては第2期の総合戦略ということで,転入と転出の均衡を図るための第2期総合戦略の事業にのっとったものというふうに考えておりますので,その事業期間を令和3年度から6年度までというふうにしておりますので,その期間をやっていきたい。 5年というところですけれども,この5年がなぜ5年かというふうにありますけれども,5年間は最低でも定住をしていただきたい,帰ってくるきっかけづくりの一つの定住対策の一助になればというふうに考えておりますので,まず5年が一つ定住をするための,5年を超えればそっから先は結構ずっと定住がいただけるんではないかなというふうな,これは観念論として政策企画課の中で5年ということで決めましたので,根拠がどこにあるんかと言われると,非常に答えにくいところでありますけれども,ご理解を賜ればというふうに思います。 ◆1番(柏床) 5年間ということで,よその自治体によっては,町内で就業するとか,自営業とか,それとか町の指定するボランティアを1回でもしてくださいとか,いろいろ,公金ですから,そういうふうな条件をつけておられる団体もありますけど,最終的に18歳で帰ってきて5年間おって,23歳で転出したということでも,結局お金がというか,奨学金の支援制度ですから,支給対象になりますよね。そうしたときに,転出してしまったら,町内に定住という目的でこれをやるわけですから,そこには職というもんが絡んでくる必要があろうと思うんです,働く場所。だから,この制度と同時に働く場所の確保をどう企業とやっていくか,ここが一番重要なこの制度のたてりではなかろうかと思うんです。企業との就職活動を含めて,そこをどう考えて,どうやっていくのかという,今多分補助金要綱でやられるんでしょうが,そこの論議はできているのかどうなのか。出発してから後するんでなしに,事前にこういうふうな民間企業,地元の企業も募集したりしておりますので,そういうふうな企業連携をして,私は地元へ就職してもらって初めて効力,有効な活用になるものだと考えるんで,そこらの見解はいかがでしょうか。よろしくお願いします。 ◎政策企画課長(岡崎) この奨学金支援制度は個人に対する支援制度でありますので,この支援制度をつくるときに,議員言われたように,企業さんへの支援制度もできないかというふうに内部では検討をしてまいりました。ただ,現在のところは,企業さんに対する支援ができないかということもずっと検討をしてきたわけですけれども,なかなか企業さんに対する支援が何が企業さんへの支援になるのかということを十分精査できていない状況でありまして,現在のところは企業さんへの支援策はまとめ上げておりません。ただ,議員言われるように,企業に支援をして,企業さんがそういった奨学金を返還する者を雇う一つのイニシアチブになる必要があるというのは我々も十分認識をしておりますので,今後さらに検討をしてまいりたいというふうに考えています。 ◆1番(柏床) ちょっと私のしゃべり方が悪かったんかもしれませんけど,企業のほうの支援でなしに,帰ってくるお方に地元で働くところがあるよという,そういうようなマッチングを,町がするんか,どこがするんかは別として,それが要するに地元に帰ってきて働く場所があって働いて,それで定住してもらうというのが,本来この奨学金支援制度の趣旨だろうと思うので,そういうとこを,今後4月1日に実施するんであれば,どういうふうな形でそれができるのかというのを内部で検討して,検討した結果を補助要綱に出していただいて,それを企業に理解を求めるとか,銭を出せという話じゃないんですよ。こういう制度をつくって帰ってくる要素があるので,今後こういうこともありますという企業側への今の定住のPRもしとくべきだろうと思いますので,そこはまたご検討願いたいと思います。 一つ私が腑に落ちなかったのは,この財源です。運用財源について,町民からの寄附金,それは幾らいただくのか分からんのんですけど,ぶり募金ではないので,本来その自治体が定住施策でやって,皆さんの募金で補うんじゃったら基金をつくってんだろうと思うんですけど,生活がしんどい,そしてお出かけタクシーも600円が900円に上がって負担が多い中で,個々人に,税じゃありませんから,任意寄附となろうと思うんですが,それをお願いするに至った考え方ですよね。それから,企業,団体,これにもお願いするとありますけど,補助団体がありますよね,いろいろな,そういうところへもお願いすると,それは町の圧力にかかったような話になりますので,私的にはこの基金というか,寄附金というのは時期尚早だと思いますし,町民の方がまだ制度も理解できないのに,その財源に町の寄附金を充てると。それも,自治振興会でお話しして,それから班へつなぐと,それでしてもらうと。それじゃったら,共同募金と一緒で,結局善意があるんかないんかもできませんし,それからあなたして,私しとらんと。何でしとらんのかという,近所の人間関係の不具合も基本的に生じるだろうと思うんです。ましてや,役場とか行きよる人間がしとらんぜよといったら,何でしとらんのんねって言われるような世界の話になってくるので,そこらは町長も頭をかしげられると思いますけど,なかなかこれで広島県の森づくりの条例みたいに,条例でお金をいただくんならまだしもなんですけど,ちょっと任意であるからには時期尚早かなと,住民の理解が得られるまでは,考え方は別として,住民説明がまだできてない段階ではちょっと早いのかなと思いますので,そこらの見解をお伺いしたいというふうに思います。 ◎町長(入江) 町民の方が寄附,もちろん寄附という考え方なので強制でもありませんし,今すぐやるということでもありません。今回,令和3年度の予算は町の財源で確保してますから,もちろんそこは議論をしっかりして,そういった議員言われるような懸念がないような形で進めていけたらと思います。今焦ってやるということではありませんので,ご了解いただきたいと思います。 ◆1番(柏床) それはお願いしておきたいと思います。 普通に私の考えというて,それを募るんであれば,公に役場の入り口に募金箱を置いておくとか,誰でもどこでもできるような財源の求め方をするんであれば,そういうやり方もあろうと思うので,ぜひ住民理解を一番にしていただきたいというふうに思います。 それでは,お願いをしてから,次に移らせていただきます。 次は,広島県の広域水道連携についてお伺いしたいというふうに思います。 広島県の広域連携についてですが,この前提には,国が2011年,平成で言いますと23年にPFI法を改正しております。コンセッション方式が創設された年でございますけど,加えて2018年平成30年に水道法が改正されました。この改正水道法の目的は,第1に水道事業の経営基盤の安定化ということです。広島県も,国の方針の下,広島県広域水道連携を現在進めているところでございます。先般の全員協議会で水道連携事業について説明をお受けしました。この広島県広域水道連携について,3点お伺いしたいというふうに思います。 県が推進する広島県広域水道連携について,町の考え方の説明をお願いしたいというふうに思います。それから,設立準備協議会に参加するのかですが,この4月から来年の10月いっぱいが設立準備協議会の期間だろうと思うんですが,それに参加されるのであれば,まだ決まっておらないので,最終的にそこの考え方をお話しいただきたいというふうに思います。それから,設立準備協議会に参加して,町にとって不利な場合は,この協議会から脱退できるのか,その点の説明,以上3点をよろしくお願いします。 ◎町長(入江) 広島県の広域水道連携についてのご質問ですけれども,初めに町の方針ですけれども,広島県は水道事業の経営組織を一元化する,統合による連携が適当という方針を示しました。統合への参画が困難な市町も想定されることから,これらの市町とは統合以外の連携の方策を検討実施していくというふうにされております。現在の検討状況では,町の財政的に不利な面も想定されるんですけれども,今後の見通しについても不透明な事項が多いことから,統合による連携が住民の利益につながるかどうか,将来的にも含めてですね,そういったことを見極めてまいりたいと考えております。 2番目の設立準備会へ参加するのかというご質問ですけれども,県水道企業団設立準備協議会,これ仮称ですけれども,令和3年度においては企業団の組織,財政方針,事業ごとの財政計画などについて検討協議を行い,令和4年2月に企業団の事業計画素案を作成することとされています。この協議会に参画をし,町の計画や意見を示した上で検討協議,情報収集を進めながら統合について判断をしていきたいと考えているところです。 準備会に参加して不利な場合は脱退できるのかというご質問ですけれども,県が示しております基本協定案では,事業計画素案を作成する段階で統合への参画が困難と判断した場合は,準備協議会を脱会できることとされています。このため,準備協議会に参画後に登校への参画または脱会を判断することは可能であるということを確認をしています。 以上です。 ◆1番(柏床) ありがとうございます。 財政的に不利な面ということでございますけど,現在の検討状況では財政的に不利な面も想定されますがとご答弁いただきましたが,ここについての財政的な不利とは具体的にどういう形で不利になってくるのか,ここのご説明をお願いしたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ◎環境衛生課長補佐(森山) 財政的にどのような不利な面が考えられるかというご質問でございますけれども,例えば現在の簡易水道事業でしたら,国庫補助金で言いますと,例えば10分の4の補助率となっておりますけれども,これがほかの市町との関わりもございますけれども,特定簡易水道にもし変わる場合でしたらこの補助が対象にならないといったようなことが考えられますし,本町は上水道事業ではございませんけれども,上水道事業との比較で言いましても,補助率が4分の1から3分の1ということですから,補助率においても不利な率ということが考えられるということもございます。 そのほか,起債を考える場合におきましても,簡易水道事業でしたら,現在の制度であくまでもご説明申し上げますけれども,過疎債が7割,そして簡易水道事業債が25%といったような交付金の率で可能となっておりますけれども,これが仮に水道の一元化ということで上水道といったような場合になりましても,起債が活用することができなくなるといったような面が考えられるところでございます。 以上です。 ◆1番(柏床) ありがとうございます。 特定簡易水道に隣の府中市は参画を表明されてましたよね。特定簡易水道の定義についてお伺いしてもいいですか。 ◎環境衛生課長補佐(森山) 特定簡易水道の言葉としての定義的な意味合いでございますが,水道の事業体が同一のものであって,要件を満たすほかの水道事業が存在する簡易水道事業に当てはまれば,特定簡易水道というものになってまいります。それは,会計が同じものとして運用されている水道,そして水道施設が現に接続をされているもの,そして道路延長で原則として10キロ未満に給水地域を有するものという条件に当てはまった場合に,当町の簡易水道は特定簡易水道というふうに変わるということが考えられるということでございます。 ◆1番(柏床) それでは,基本的に神石高原町の場合は一つの簡易水道ですから,府中市が参画するという意思を示しておられます。そうした場合,うちが参画するということになりますと,府中市上下町の階見にありますよね,簡水。ということになると,本町は特定簡易水道ということになると解釈してよろしいですか。 ◎環境衛生課長補佐(森山) おっしゃるとおり,特定簡易水道事業に該当することになると思われます。 ◆1番(柏床) ありがとうございました。 これは全町民じゃないんですけど,受益者の方は,命の水ですからね,ちょっと皆さんに分かっていただくほうがいいんかなというふうに考えておりまして。 それから,国がなぜこれを進めてきたかというと,いろいろな経過があるんで,国鉄分割民営化を含めて,かなりの国の財産を民間に移動して国の経済を回してきましたけど,この裏にあるのが,コンセッション方式という方式を国が非常に進めております。この方式について町はどういうふうな理解をされとるのか,あらかじめそういうふうな国の動きがあるというのをお知りかどうか,そこをお伺いしたいというふうに思います。 ◎環境衛生課長補佐(森山) ご指摘のコンセッション方式ですけれども,ごく簡単に申し上げるとすれば,いわゆる水道事業は公営のものでございますけれども,これを民間の事業者ですとかに運営をさせることが可能となるような中身のものです。それをいわゆるコンセッション方式ということで,ご指摘のとおり,水道法の改正によってそのような内容になっているということでございます。そのことは認識しております。 ◆1番(柏床) 非常に国のQ&Aでも既に出ているんですね,これは前から。コンセッション方式によって,結局運営面だけを民間委託して,基本的においしい利益のとこだけを会社が誘導して渡すということで,施設,設備等は全部自治体が保有したままなんですよ。結局,大きい国のダムとか県のダムの送水管なんかも全部そのまま残って,運営だけをお渡しするという話になるので,受ける会社にとっては非常に利点があると言えば利点があるんですが,出すほうとすれば,設備のほうは,メンテナンス費というか,設備を災害が起きたら直したり全部せにゃあいけんのですよね。電気事業法みたいに全部を渡すというんならまたいろいろ考え方があるんですが。 このコンセッション方式というのは,非常に安倍竹中ライン,竹中平蔵さんのパソナなんかとかが進められてきたんですが,世界の潮流は,大体ちょっと国際公務連で調べた結果,2014年の時点で35か国,180の自治体が再公営に戻してるというんですね,出したものを。結局,水が汚れたとか,営利に走って,それの管理を怠ったというとこで,そういうふうな事例もあるんですが,国の説明はまた今度あるんですね。コンセッション方式について世界中で失敗し,公営化されてるのでないですかという問いに対して,パリなど公営化,代表的な海外の事例を包括的に調査した報告等から,海外の失敗事例における課題があるというようなことも国も一応失敗事例はあるよということで,そこをどうやっていくかというんもあるんでしょうけど,いい制度だったら多分再公営化にはしてないと思うんです。だから,そこを基本的に慎重に考えて,仮に設立準備会を設置するんであれば,多分当該10年先とかいろいろあるんでしょうけど,ここにコンセッション方式を導入するのが,私から言うたら,国がコンセッション方式という形で水道連携させていくという形なので,それを導入されたときに自治体がどうなるかという想定も思いつきませんけど,そういう動きがあるということでご承知おきをいただきたいというふうに思いますし,それから事業計画で見させていただきましたけど,上水道の休廃止についてです。 県の説明資料の中に統合により期待される効果の中で施設の最適化の中に,油木,豊松の一部の浄水場の休廃止が計画にあります。この休廃止の浄水場は,旧油木と豊松のとこへ行ってるんですけど,西油木を含め,旧浄水場の休廃止で,最終的に今油木と豊松の一部へ残るのが,油木の浄水場と近田浄水場だけというふうな計画が案であります。油木の市場浄水場は一級河川芦田川から取水しておりまして,1日の取水能力の水量が決まっておりますので,ここでまず給水能力がなくなってくるんじゃないかと。近田浄水場も,あの世羅のダムの,ご存じのとおり,手前から引いてますので,給水量の問題が非常に大きく関わって,これは机上の計画かなと思って見させていただきました。こういういろいろな課題がありますので,現在までに不参加表明されてるところが,広島市,呉市,尾道市,福山市と,参加表明されているのが,竹原市,府中市,安芸高田市,北広島町,世羅町というように表明されております。世羅町に至っては,過去に水道企業団を結成されてダムから取水をされてる大きな工事をされてますので,それなりの負債というか,残高があろうと思うんですが。設立準備会の話はまた後日あるようですが,そういうトータル的な運営方式がいろいろ変わってきているので,そこは執行者側で十分調査研究していただきたいと思いますが,町長,いかがですか。 ◎町長(入江) いろんなご提案というか,助言をありがとうございます。 県の方針に沿って今までもいろんな研究をしてきたわけですけれども,先ほど言われますように,デメリットのほうが大きいということで,どちらかというと加入しないという方向で検討を進めてきたんですけども,3月末に結論を出すということで,私自身も町長としていろんな情報収集をしてきたところです。政治的な判断として準備会に入って検討をするという判断をさせていただきましたけれども,その大きな理由は,一つは県の考え方の確認ということで,明らかに加入しないという自治体が分かりましたから,それがない中でどういった連携を考えていくのか,その中で,今議員言われたいろんな課題がありますけども,そういったことは克服できるのか,メリットも提示できるのか,そういったことを確認をする。それからもう一つ財政上の方向性の確認ということで,今の現制度でいけば,簡易水道事業のほうがもちろん有利でございますけれども,国がそういう形で進めてきて,県もその方針に沿って進めるということになってますから,例えば簡易水道の事業をやってるとこもどんどん減っているんですね,今。そうすると,簡易水道事業自体をどういうふうに見直すのか。今4分の3の補助率を見直してくる可能性がある。それから,過疎債の今充当,70%の交付算入がありますけれども,簡易水道事業債と公営事業債がありますから,そっちを優先しろというふうに県の許可が出ない可能性も,同意ですから今は,その可能性もあるんですね。そういったことも踏まえて,財政上の方向性も確認をしっかりしていきたいと。それで,町民のためにこの水道事業統合に参加するのがいいのかどうかということを判断をして,途中で脱会するということは可能でありますし,ほかにも庄原とか,安芸太田,三原もそうですけれども,その中で検討するということがありますから,しっかり議論していきたいと,そして判断をしていきたいというふうに考えております。 ◆1番(柏床) よろしくお願いします。 命の水ですから,水道加入者の不安のないように,そして町の運営が健全にできるようにお願いしまして,次の質問,機構改革についてお伺いします。 1番目に,本年4月の機構改革で改編新設される未来創造課ですが,ここに民間企業との人事交流を行うこととして,事務事業の効率化を,新しい事業なので人材を求めていくということなんですが,民間企業と行う人事交流の意義についてお伺いするのと,人事交流の必要性ですよね,これが町にとってどうなのかというとこの2点をお伺いしたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ◎町長(入江) 機構改革についてのご質問ですけれども,民間企業との交流の意義ですけれども,新年度の組織改編として,まちづくり推進課を未来創造課に改編し,その課の中にデジタルトランスフォーメーションDXの推進に取り組む部署としてデジタル推進室を設置するように計画をしてるところです。 デジタル技術の活用は,私たちの暮らしを変える革新的なものであり,新たな技術の導入に必要な体制づくりを進めていきます。そのデジタル推進に向けた体制づくりに当たっては,専門的な知識を有する職員の育成及びその確保が課題であり,本町の職員のみで対応することは困難だと考えています。そのため,民間企業より即戦力として対応していただける職員を1名派遣をしていただきたいというふうに考えてます。また,本町の職員についても,派遣等をしていただく企業が全国の自治体と連携した地方創生の取組の研究等をされていますので,先進的な取組や業務効率の向上などを学ばせたいというふうに考えております。派遣研修終了後は,本町のまちづくりに当然生かしてまいります。 派遣会社についてですが,東京の会社で,派遣期間は2年間の予定でございます。また,派遣する町職員の経費につきましては,研修ということでございますから,全て町の負担となります。 人事交流の意義及び必要性ですけれども,民間企業における実務を経験させることを通じ,効率的かつ機動的な業務遂行の手法を体得させること,また民間企業の実情に関する理解を深めさせ,町政の課題に的確に対応するために必要な知識及び能力を有する人材の育成を図ることを目的としておるところです。 派遣先では,財務調査,また企業再編,再生支援,企業評価等々,まちづくり全般にわたることを想定をしているところです。財政分野の知識及び能力を十分に吸収しながら,本町の行財政運営に必要な人材として育成できるものと考えているところです。 以上です。 ◆1番(柏床) ありがとうございます。 デジタルトランスフォーメーションという横文字の,なかなかデジタル化というとこで町が何をしていくのかというところの人材の取りまとめがあると思うんですけど,このお方について町の経費負担するわけですよね。町の経費負担は概算幾らになるか,お教え願いたいと思います。 ◎総務課長(瀬尾) 民間企業からこちらのほうに来て,派遣をしていただく職員の経費についてでございます。 約590万円程度になります。そのうち人件費の部分が560万円,そして30万円程度が派遣等に要する経費とか,その他もろもろ必要な経費が含まれてます。この経費については,総務省の地域おこし企業人の派遣事業を使いますので,基本的には全額特別交付税,国の財政的な支援を受けることになります。 以上です。 ◆1番(柏床) ありがとうございました。 今,コロナの状況なので,多分4月からは来れるか来れないか。基本的に人事権の関係もありますので答えられる範囲でいいんですけど,当面はどういう勤務をされるのか。情報収集であれば東京にいるほうが情報が入るので,そこらで当面はリモートワークでされるのか,そこらはまた答えられる範囲でお答えいただければいいんですが。 それと,帰省旅費とかあるじゃないですか。うちの職員を派遣しても,東京の場合遠隔なので月に1回帰らせるとか,そこらの諸費,来られる企業人の方の配慮的なもの,そこらはどういうふうに考えられているのかということをお聞かせ願えればと思います。 ◎総務課長(瀬尾) 企業のほうから派遣していただく職員の件ですが,今のところ相手方の企業と調整をしてる段階ですが,一応4月1日からこちらのほうに派遣をする予定であるということで伺っております。 また,その他もろもろの要件については現在調整中でございますので,今はっきりとしたお答えは控えさせていただきます。 ◆1番(柏床) 4月1日からなんで,2週間ほどどがあにしてんかいうのはあるんですけど,この件で機構改革で一つ最後に,こっちから行く職員ですよね。今まで県庁とか,ああいうところの相互交流はあって,広域連合なんかは事務一元化で派遣したりしましたけど,職員も非常にプレッシャーを感じると思うんです。こういう多分大手企業というか,実績のある会社であれば,そこに行って何をするんかから始めて,非常にプレッシャー,負担を感じて,仮に行くとしたらそういうことになると思うので,そこらは必ず行かせるのか,行かせたいんでしょうけど,人材が遠くへ行って,そこで適応できなくなるとかという状況もあるので,その職員のそこの身分とか健康管理も含めて,ここは答えは問いませんから,十分働く職員,職員団体もありますから,協議をお願いしたいというふうに思います。お願いをして,次の農業振興についてお伺いをしたいというように思います。 今回は,スマート農業についてちょっとお伺いしたいというふうに思ってます。 本町でも,農家の高齢化や担い手の確保が課題となっておりますが,中山間地域における農業の効率化の限界もありますが,規模拡大,農地の分散等で効率化が図れない地理的条件の課題もあります。スマート農業について,農作業の省力化を目的とした機械導入やIoT技術などを要するに使った作物収量増と品質向上などを目的とした環境抑制技術導入というものがあるんですが,それによる農業経営が営まれてる全国の事例があります。収量も倍になるもんもあれば,1.5倍になったり,増える量については,取れる量についてはおのおの野菜等かに違うんでしょうが,今からトマト農家も就農されても,今度黒木谷も新規で就農されますけど,多くの借入金を行って入ってこられます。そこへ環境型を入れと言っても無理だろうと思うんですけど,考え方を町がどういうふうに考えておられるか,ここをお伺いさせていただきます。よろしくお願いします。 ◎町長(入江) スマート農業についてのご質問ですけれども,農業分野の課題は,担い手の減少や高齢化の進行等による労働力不足が深刻な状況であること,また人手に頼る作業や熟練者でなければなかなかできない作業が多く,省力化や人手の確保,負担軽減が進まない点にあると思います。この解決策として,国においても農業分野に先端技術を導入するスマート農業の推進が図られているところです。 本町においても,水稲防除のためのドローンの導入に対しては既に複数導入支援を行っておりますし,技術検討実証圃という形ではありますが,広島県によりトマト栽培における統合環境制御による最適環境化の技術試験も行われたように伺っています。収量もかなり上がったというふうにお聞きをしております。導入に当たっては,設備等の導入コストが高いことや経営規模に見合った技術導入等,課題も多々ございます。こういったICTやロボット技術を活用した次世代型農業は,本町のような担い手の少ない中山間地域でこそ必要な技術であり,認定農業者や集落法人等の担い手については,今後経営規模の拡大と併せて検討されるべき技術ではないかと考えているところです。 町といたしましても,生産量や雇用の拡大,農地保全等につながる農業経営の効率化とコスト削減への取組等に対しては,引き続き支援をしてまいりたいと考えているところです。 以上です。 ◆1番(柏床) 県の実証実験がされたように伺ったというお答えがあったんですけど,具体的にその検証結果は町のほうへ届いているのかどうか,お伺いしてもいいですかね。 ◎産業課長(豊田) すみません。 県の実証実験についてのご質問でございます。 実証につきまして,統合環境制御の取組ということで,換気でありますとか遮光,それぞれ統合的に制御することによりまして光合成効率を上げて,収量,品質の拡大というようなことを図るもんでございます。 昨年の植付けからこの冬までの収穫が終わるまで実証実験をされておりまして,現在県のほう,特に指導所のほうで検証結果の取りまとめをされております。正式に町のほうへまだ報告のほうをいただいておりませんので,まとまり次第,また追って報告を聞かせていただきたいというふうには考えております。 ◆1番(柏床) 俗に言う二酸化炭素や光,そしてその環境を変えて収量を増やす,品質を向上させるという技術なんですが,トマト農家にとって,豊松は早くから入植されて,世代が代わるぐらいになってますよね。それで,世代が代わって,新たに設備をまた増やすのにも,またお金も要ります。それに関しては,また物理的にトマトの苗が増えますので,労力も非常にかかるということで,どちらを選択していくかということもあるんですが,現在使用されている,償還が済んだような農家で,まずは増産能力があるとか,いろいろある場合は,こういう環境型技術を使えば,そのハウスを別に造らなくても,それが経済的な問題もあります。20年で返っていくような循環の実績がある程度,今試験ですので,やってみる価値はあるのではないかなと私は考えてます。町のほうではなかなかそういうとこに力を入れようとかと言っていただけないとこもあるんですけど,農協の絡みがあったりとか,民間の絡みがあったりいろいろするんですけど,そこらの町として今答弁いただいた以外に,その結果によって方向性が決まるだろうと思うんです。だから,ちょっと今から,私は12月議会で兼業農家を増やしましょうという提起もしてますけど,そういう1軒の農業者のとこと裾野で産直へ出す農業者もだんだんに1次産業が大事だと町長も言われてるので,そういうふうな多角的に農業というか,1次産業の関わりを町がある程度していくほうが,僕はいいんじゃないかなと。農協一辺任せでも,お金の問題もありますけど,町がある程度関わって,方向を決めていっていただけるほうが,農業者として,補助金もある程度準備しますとか,それは私的に言えば,その結果を見て,町として実証実験で設備投資を検証補助でやるとかという,今から農業をもうちょっとステップアップしてくるのが必要なんかなと思ってます。お答えは,その実績が出ないとなかなか判断ができないと思われるので,そういう研究も併せて進めていっていただくことを切に要望します。既に,ドローンは水田防除で多く活躍してます。皆さんの,執行者側の考え方によって農業の方向性も変わる場合もあろうと思うので,総合的な結果を踏まえて今後農業振興施策の参考事例にしていっていただきたいということをお願い申し上げて,私の今回の一般質問を以上で終わらせていただきます。答弁については,町長,最後に方向性だけお聞きして,終わります。 ◎町長(入江) ありがとうございます。 農業についても,DXが確実に進んできてます。新しい技術を活用することによって,省力化できるとか,収量を確保できるとか,そういったことがありますから,そういった実証も果敢に挑戦をしながら,現場に落とし込んでいけたらというふうに考えておりますので,いろんなところと協議をして進めていきたいと思います。 ◆1番(柏床) ありがとうございました。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(橋本) 以上で柏床議員の一般質問を終了します。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は13時15分とします。(午後0時12分) ○議長(橋本) 再開します。(午後1時15分) ◆4番(横山) お疲れさまです。議長よりお許しをいただきましたので,私のほうから一般質問をさせていただきます。 今回は,主に施政方針についての質問,そして2点目として新庁舎の建設についての質問をしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 初めに,施政方針についての質問をさせていただきます。 施政方針の中で,コロナ禍でありながら,本町の未来を創造する,未来を創っていくためには,今何をするべきか,何をやるべきか。その一つとして掲げられておられるのが協働のまちづくり,そして高齢化が進む町だからこそ新しい技術を活用するデジタル化の推進,この2点を掲げてあります。本町は,その先進地になるくらいの取組を構築していくことが,今神石高原町には求められているというふうに言われております。この新しい議実の活用ですけど,デジタルトランスフォーメーションの推進ということで,高齢化と人口減少が進む,この本町におきまして,この推進でこの町がどのように変わっていけるのか,私たちの生活がどのように便利になっていくのか,具体的な取組をお聞きしたいと思います。 そして,2点目として,令和3年度は,安心,幸せ,さらなる挑戦を念頭に予算編成をされています。その中で,最重要施策として持続可能な農林業と商工業の振興,二つ目として特色ある教育と文化の振興,そして3番目として未病への取組,この三つが最重要施策として掲げられておられます。この未病というのは,病気になる前に何かしらの予兆を察知して病気を事前に予防することですが,これもデジタル技術を活用して,健康で安心できる生活を追求していくとありますが,この取組についても具体的な内容をお聞きしたいと思います。まず初めに,この点について質問をいたします。よろしくお願いいたします。 ◎町長(入江) 横山議員のご質問に答弁申し上げます。 新技術の活用とは,具体的に何を推進していくのかというご質問ですけれども,少子・高齢化による労働力不足が大きな問題になっているところです。デジタル技術とかデータを活用すれば,例えば医師が情報通信機器を用いて専門的医療の診察ができる遠隔医療や,運転手がいなくても走行できる自動運転の実現により,労働力不足が解消されたりという,本町のような特に人材が不足している中山間地域の課題が克服できると考えているところです。今月23日にも,内閣府や経済産業省の職員も来町して,スコラ高原で防災関連のドローンの実証実験を行います。本町としては,このような新技術が実験できる環境づくりや法整備,民間企業と連携する取組を一層進めていきたいと考えております。 2番目の未病の取組ですけれども,未病とは健康から病気に向かっている状態をいいます。検査値に異常はないが自覚症状がある場合,また自覚症状はないけれども検査値に異常がある場合,どちらも未病というふうにされています。なお,自覚症状があって検査値に異常があるのは,これは病気ということになります。 病気にかからないように予防をするため,血圧や心拍数等を24時間測定できるよう体に身につけられるデジタル機器の導入,時計のようなものですね,そういった機器の導入と普及を検討をしていきます。この機器は,転倒,こける,通報や位置情報の把握も可能となりますから,見守りへの効果,活用も期待されるということでございます。まずは,高齢者を中心に普及を進めていき,効果的な疾病・介護予防サービスや健康増進プログラムの提供を進めていきたいと考えているところです。 以上です。 ◆4番(横山) 初めに,デジタルトランスフォーメーション,略してDX,これについてお聞きしたいと思います。 午前中も同じ質問が出ましたので答弁をしておられたと思いますが,さらに詳しくお聞きしたいと思います。 先般の全員協議会のほうでも説明をしていただいて,私,正直言って,デジタルトランスフォーメーションという言葉を今ちょっと滑らかに言えるようになったんですけど,なかなか言えなかったんですが,今も国も県もこれをどんどん推奨していて,町もそれに倣って進めていかなければいけないというのはよく分かります。 この資料をいただいた中に,具体的には高齢者の見守りや体調の把握,そして遠隔医療,自動運転で,キャッシュレス化などの取組ですというふうに書いてあります。町民が生活に豊かさを感じ,一人一人が安心して健康に生きがいを持って暮らすことができるために,このDXを進めていくというふうに説明をいただきました。午前中の答弁にもあったんですが,ちょっと私があまりデジタル化に詳しくないですし,人間がアナログ人間なのでよく分からなかったので,申し訳ないですが,もう一回聞きたいのは,遠隔医療と,それから自動運転について,この二つがこの町にどのような便利さをもたらしてくるのか,より詳しく説明をいただきたいと思います。 ◎町長(入江) 遠隔医療につきましては,要は患者さんと直接,医師が遠隔,離れて診療するということも将来的には考えられるんですけれども,取りあえず町立病院とか診療所を核にして,そこに患者さんが行かれますよね。小児科という例を申し上げましたけど,神石高原町は今小児科の先生がおられませんから,小児の専門の先生と例えば町立病院の先生を遠隔でつないで,今こういう子どもが来てるんですと,腹を押さえるとこういう状況ですということを専門の先生,広島かもしれません,東京かもしれません,三次かもしれませんけれども,そういったところの先生とつないで,そこでアドバイスをいただいて,そこはこういうことだなと,薬はこういうふうにして,処置はこういうふうにしたらいいですよというような,そういうことを取りあえず目指していこうと。それが小児科で取りあえず神石高原町に小児科がありませんから,小児科というふうに今想定をして進めたいと思ってますけど,いろんな症例があるというふうに思っています。それが,さらにはデジタル化が進み,各家庭にそういうデジタル機器の環境が整えば,直接ということも,医師の対応もありますけども,そういったことに進んでいく可能性はあると思ってます。 それから,自動運転ですね。自動運転は,バスとかもそうですけども,運転手さんというか,労働力,人的資源がこれから人口がどんどん減ってきますし,神石高原町のところは特に高齢化が進んでますから減ってくる。タクシーもそうだと思います。そういったところに自動運転が普及すれば,人が要らないわけですよ。自動運転に技術っていうのは,かなり確立されてまして,都市部ではかなり,福山でも実証されましたけれども,こういう中山間地域での実証というのは,今これから道の駅を中心にやられてるとこもありますけれども,進んでくるというふうに思います。GPSで,衛星を使ってやるということですけども,これは多分もっともっと進化をしてくると思いますから,例えば1人乗りのゴルフカートのようなものも自動で,高齢者の方が乗って,運転しなくても目的地へセットしたら行くとかというようなこともこれからは進んでいくんだというふうに思います。ただ,それがいきなり今年中になるとかということではないですよ。ないんですけれども,そういった中山間地域としての実証の場を提供していくことによって,いろんな企業とのつながりもできてくる。企業誘致とか雇用の確保というところの創出というところにもつながっていくんでないかというように思っているところです。 ◆4番(横山) 分かりました。まあまあ分かりました。でも,それが本当に現実になるのかというのは,未来予想図のような感じがちょっとまだしてますけど,そうなったらいいなということでしょうか。 自動運転も,都会の平坦なところならできるのかなと思うけど,私たちのような,本町のような起伏が激しいとこもありますよね。そういうところで本当にできるのかどうか。それは本当に遠い未来の実現のような気もしてますけど,そうじゃないんですか。近い未来になるんですね。 ◎町長(入江) 逆に,都市部で実証されてますけども,都市部のほうが,信号があったり,歩行者とか車もたくさんありますから,そういったところを感知する技術がかなり必要になってくるということで,ただニーズ的に都会のほうが人口も多いですから,そういったところで今進められてますけども,近い将来,まず中山間地域にそれは来ます。実証のほうもです。遠い未来というか,近い未来というのはどれぐらいのレベルかもあれですけれども,10年もすれば,相当な技術が進んでくると思っています。 ◆4番(横山) そのデジタルの進んだ技術に私たちもついていかなければいけないので,ちょっと大変かなと思いました。 それから,順番に聞いていきますけど,キャッシュレス化の取組ですけど,これは今本町に一番なじんできつつあるのかなという感じがしております。でも,そうはいってもまだまだ,スマホを持ってる人はまだ少ないと思うんですよ。なおかつ,PayPayが使いこなせる人もまだ少ないと思うんですよね。今,PayPayですごく消費喚起でとても好評なご意見をいろいろ聞いてますけど,でもみんながみんな使えないっていうのは,そこはデジタル化についていけない人がこの町にはいるんですよ。だから,取り残されてる人がこのPayPayでさえいるので,今のような遠隔医療,それから自動運転,そういうのも仮にできたとしても,どんどん住民のほうは取り残されていく人が増えるというか,どうしても出ると思うんですよ。そういうところをどのようにカバーするのか。できる人だけができて,それでいいのか。PayPayのことは後でまた聞きますけど,そこら辺は,町長,どのように考えておられますか。 ◎町長(入江) 国も,DX,デジタル化の取組については,誰一人取り残さないですとかね,何かそういうキャッチフレーズがありますけれども,神石高原町においても,例えば,先ほど話をしました遠隔医療も,患者さんは普通に今の町立病院の先生と話をして,町立病院の先生がそういうデジタル技術を使ってやるわけですから,取りあえず町民の人はそんなに何かをするわけでもないんですね。自動運転も,どこどこへ行くというのは,ボタンか何かで登録しとく必要はあるかもしれませんけども,何かを自分でセットするとかということもないんですよ。今,ドローンがそうですよ。プログラムを入力しとけば,スマホから勝手に飛んでいって,コースを登録したところを飛んで帰ってくるというような時代ですから,基本的に高齢者の人にスマホを使ってこうやって何かを入れるとか,そういうことは極力なしに,誰もがデジタル技術を知らないうちに使ってるみたいな。今の健康管理の仕組み,デジタル機器を使ってと言いましたけども,時計のようにはめてるだけとか,張っているだけで,データが勝手に,勝手にというか,いろんなところに流れるということではなくて,データが情報提供されて,それによって,例えばAIとか,ビッグデータが判断をして,これはちょっと危険だとかということを逆にお知らせをするとかというようなことで,すごく難しそうに聞こえる言葉ですけれども,自分でプログラムを作ったりとか,コンピューターを使って何とかということはないように考えてます。 ◆4番(横山) ちょっと順番が動くんですけど,今言われたけど,時計のようなのをはめた。午前中の答弁の中で,民生委員の方,郵便局の方,地域自治振興会の方が今見守りをしているけど,でもそういうのも,こういう技術を活用したら,見守りは毎日行けないけど,これは24時間データが来るから,そしたらすぐに駆けつけることができるように言われましたよね。ということは,民生委員さんも,自治振興会の見守りする人も,ある程度は使えなきゃいけないということでしょう,スマホが使えなきゃいけないし。だから,遠隔医療や自動運転には直接関わりがないとは言われましたけど,でも今のを聞いてたら,ちょっと違うんじゃないかな。やっぱり住民の人みんながデジタル化についていけてないと,私はこれは実現しないと思うんですよ。どうですか。 ◎町長(入江) 例えば,先ほど言いました,今の見守りは,スマホにポップアップで,例えば横山さん調子悪いですよというようなものが,自動でぶるぶるっとやってぴっと出てくるような,そういった仕組みをすれば,そんなにこうやっていろいろ開いてやる必要もないですよね。それを操作できる人であれば,そういうふうに逆に操作をしてもいいですけど,そういった本当に簡単にできる仕組みが今はできますから,そういう仕組みをつくっていこうというふうに思ってますし,どんどん人が少なくなってきますから,今までは人的な人の労働力でいろんなことができたことができなくなってくるので,そこをデジタルに変えていこうというふうに今考えているところです。 ◆4番(横山) さっきのPayPayの話に戻ります。 PayPayですけど,経済効果がすごいって言われました。町長の耳にも入ってるかもしれないですけど,PayPayが使えない人,スマホを持っていない人から,どうしても不公平感の意見が出てるんですよ。それは,今回のPayPayを使うのはキャッシュレス化を進めようというんじゃなくて,消費喚起のための目的が違うんだから,そこは私は理解をしてますけど,でもスマホを持ってない人から見ると,若い人らはいっぱいそうやってポイントがついたって言ってるのに,何かちょっと疎外感を感じる人がおられるんですけど,こういう人たちへの対応も考えていかないと。デジタル化の一つだと思うんです,PayPayを使えるというのも,だからそういうところから考えていかないと,一定の人だけがいい思いをするのもよくないのかなというふうに思うんですが,その辺はどのように考えておられますか。 ◎町長(入江) 今回のPayPayは,先ほど言われたように,消費拡大というところがあって,商店の支援というところが大きなウエートを占めてるんですけれども,今回のPayPayの取組で,かなり高齢者の人もスマホを持たれとる方って結構おられると思うんですね,らくらくホンとか,スマホを高齢者の人も。その人がPayPayは使ってなかったけども,今回のこの取組をしたからアプリをダウンロードして,それを使う。しかも,それをいろんな子どもさんとか近くの人に聞いて,こういうふうに使うんよというて教えてもらって使い始めた人って,かなりおられると思うんです。そういうふうに,そんなにめちゃくちゃ難しいことではないので,ちゃんと手とり足とりというか,教えてあげれば,かなり使えるようになると思うんですね。だから,そういう取組はこれからしっかりやっていきたいなと。やはりスマホがあることによって,いろんなことが,自分の健康管理もできますし,これからそういうデジタル技術が普及していくと,それを持っていることによって本当に生活が便利になるとか,簡単になるとか,そういったことができてくると思いますから,DXを進める中では,そういった高齢者の方とか,いろんな方にスマホを持っていただくとか,そういった研修とか,そういうこともしっかり進めていきたいと考えております。 ◆4番(横山) そういう人たちへもしっかり配慮をしていかなければいけないというふうに思います。 それから,デジタル化という意味では,今マイナンバーカードを普及を国が推奨して,町でも時間外の窓口を開いて,カードを作ってもらうように進められておられますけど,マイナンバーカードもまだあまり普及が進んでないと思うんです。今どのくらいの普及率なのか,そして今後取得を進めるのにどういう施策をしていこうと,増やしていこうというふうに思われてるのか,お聞きします。 ◎住民課長(谷本) ご質問のマイナンバーカードの交付率,あと取組状況等についてお答えをさせていただきます。 現在,一番最新の情報で2月末現在,人口が8,670名に対し2,148名の方がマイナンバーカードの交付を受けておられます。率にしますと24.77%で,約4人に1人ぐらいの方が交付を受けられておられます。 交付率の向上に向けての取組ですが,令和2年度,今年度ですね,の取組としましては,先ほど議員おっしゃっていただいたように,マイナンバーカードの時間外窓口を月に2回行っております。今年度は,昨年の8月から行っているんですが,48名の方が利用をされておられます。そのほかには,国の提案等にも基づいてなんですけど,役場の窓口,支所も含めてなんですが,無料でデジカメで写真を撮ったりという取組もしておりますし,あとは出前申請受付ということを今年度から始めております。老人会への出張による申請受付,こちらは老人会のほうと調整をさせていただいて,コロナ禍の状況もありますので,人数制限等を行ってやっております。あと,税務署の法人担当の方と調整をしながら,事業所への出前申請の受付も行っております。また,来年度につきましても同様の取組を行いながら,交付率の向上に向けて取り組んでいきたいと思っております。 以上です。 ◆4番(横山) 分かりました。 国が今26%ぐらいと書いてあったかな。だから,町は今24.77%,今からまだまだ努力されれば増えていくのかなと思うんですけど,マイナンバーカードにしたらこんないいことがありますよっていうのをつけて言わないと,皆さんまだまだちょっと不信には思ってないけど,何かする必要はないみたいなことを言っておられるんですけど,3月1日から健康保険証と一体化したというふうにニュースでも言ってましたし,これから何年度には免許証も一緒になるとかと言ってますから,デジタル化を推進していく町であるならば,そこからもどんどん推進して,8割ぐらい,できれば10割ですけど,の皆さんがマイナンバーカードを持ってるぐらいな,高原町が先進地になるぐらいな町にするんであれば,そういうところから始めるべきではないでしょうか。 ◎町長(入江) まさに議員おっしゃられるとおりで,今まだこのカードで何ができるのかというところが,免許証とか保険証とかと言われてましたけども,それだけではなかなか浸透しないのかな。卵が先か鶏が先かということで,これが普及してくると,多分一気にいろんなものに使えるようになってくるんだろうなというふうに思ってます。そういったとこを目指すためにも,神石高原町がしっかり推進をしていきたいと考えております。 ◆4番(横山) このデジタル化ですけど,今言われたように,住民の生活が便利になる,豊かになっていくということはもちろんだと思いますけど,行政サービスも多分デジタル化をどんどん進めていかれるんだろうと思うんですが,どういうところから始められるんですか。住民票がスマホで取れるよとか,そういう何か具体的なことがあれば。 ◎政策企画課長(岡崎) これは,備後圏域の中でもいろいろ話をしていますけれども,行政のデジタル化というのは当然進めていく必要があるということで,備後圏域の中でも話をしております。現在,職員に今業務内容の業務量調査というものを今しています。その業務量調査をなぜするかと言うと,どこに業務の負荷がかかって,どこが例えば職員でないとできない業務と職員でなくともできる業務,じゃあこれは職員じゃない人がするほうがいい業務っていう,いろんな業務の分類分けを今しています。それをすることによって,どこがデジタル化できるか。例えば,職員が字で書いて決裁をしないといけない業務はこれですよ,じゃなくて,これはAIでできるもんですよ,例えばこれは完全に委託業者に出せるもんですよというものを分類分けをして,その上でどこからデジタル化,いわゆるデジタル技術を使って,職員がしているものをデジタル化していけるものかっていうのを今調査をしていますので,その調査結果が出た段階で,どういうふうに進めていくかというのを検討してまいりたいというふうに思っています。 ◆4番(横山) 今検討中ということですね。 よその自治体,どこだったかな,住民票とか印鑑証明とかもコンビニでできるようになってますよね,将来はそういうところを目標にしておられるんだろうと思いますけど。 それから,未病のところへまた戻ります。ごめんなさい。 未病というのは,健康でもない病気でもない,その真ん中ということですよね。高齢者の方を対象にデジタル機器の導入を検討しますというふうに言われたんですけど,未病というのは,決して高齢者の人だけじゃないと思うんですよ。30過ぎたぐらいから体調はだんだん変化してきますし,あちこち痛くなりますし。どっか痛いというのも,多分未病だと思うんですよ。腰が痛いと言うても,単なる使い痛みかもしれないし,もしかしたら内蔵の大きな病気の前兆かもしれないし。だから,それは高齢者に限らず,子育て世代から働き盛り,高齢者の前の年代の人たちの全世代の私は未病の取組が必要だと思うんです。取りあえず,これは今は高齢者の方に向けてデジタル機器の導入というふうに言われたと思うんですけど,全世代に向けての未病の取組が必要だと思いますけど,その点について思いをお聞かせください。 ◎町長(入江) そのとおりでございます。当面,高齢者の方を対象に進めていきたい。これも,実証をしながら実装というか,現場に落とし込んでいくということが必要ですけれども,当面高齢者の方を対象にやりたいと思いますけれども,議員言われるように,若い方でも病気を持たれてる方もおられますから,全町民にそういうことができれば非常に健康な町になるんじゃないかなというふうに思ってます。 ◆4番(横山) 高齢者の人の未病で言うと,今高齢者のサロンとかがありますね。あれらも多分未病の取組の一つなんですよ,百歳体操であったり,そういうのも。病気ではない,数値はいい,だからサロンにも行ける,百歳体操にも行ける,だけど病院にも時々には行っているという,そういう状態の人,そういう人たちが今コロナの影響とそれから高齢になって免許を返納したことによって,返納したからタクシー頼んでまでは行かんわという感じで,そういうサロンに行かなくなった人が結構おられるというふうに聞くんです。返納したから出不精になってしまって,家に引き籠もって,コロナの影響もあり,引き籠もることによって,一日中テレビを見て,ぼっとして,話し相手が,社交的な人ならいいですけど,そうでなかったら,一日家で過ごすとか,そういう人がちょっと心配なんだっていうのも聞いております。そういう人たちがせっかく元気だったのに,そういうことで病気へとなってしまう。それを防ぐためには,デジタルというよりかは,そういうサロンに誘い出してあげる,行けるような仕組みをつくってあげる,そういうことが私は大事じゃないかなと思う。それも未病への取組だと思うんですよ。ただデジタル機器を使うだけが未病の取組じゃないと思うんです。そういうところはどうでしょうか。 ◎町長(入江) 百歳体操とか,健康維持,健康増進と未病も確かに全く無関係ではないと思いますけれども,そこは自分で管理,例えばそういうデジタル機器を使えば,歩いた歩数とか,いろんなデータがありますから,それもまたちょっと励みになったりするかもしれません,自分の運動として。サロンへ行ったりとか,その移動手段ですね。先ほど言いましたように,例えば一人乗りのシニアカーが自動運転でサロンの場所を指定するとそこに連れていってくれるよとかということが,将来はそういう時代になってくるとは思いますけれども,当面は地域の方々の連携というか,そういったことで克服していただくしかないのかなというふうに思ってます。確かに,サロンに,ちょっと500メーターぐらい,500メーターだったら歩いていけますけども,1キロぐらいのところをタクシーを頼むというのはなかなか難しいことだというふうに思いますから,協働支援センターとか地域でそういった補完をしていただければありがたいなと思います。 ◆4番(横山) それから,デジタル機器の導入ということで,血圧や心拍数を24時間測定できるようなデジタル機器というのは,高齢者の人にそういうここにはめるようなものを町が配布して,つけていただくことを考えておられるんですか。 ◎町長(入江) モデル的に初めに実証のときは町が購入して,そういったものをつけてもらうと,実証ですから。どういう形になるかは分かりませんけれども,実際に普及をしていく場合は,どれぐらいするものかにもよるんですね,ピンキリというか,ありますから。どの程度のものがいいのかということもありますから,予算的なところも見ながら,もちろん自分のことですから,個人負担も想定しながら進めていきたいと思ってます。 ◆4番(横山) 合併した頃と思うんですけど,家庭に何か血圧を測るようなものがあって,それを毎朝起きたら測ってくださいよ,そしたらそれが保健センターへデータが行くので,そういうのが昔ありましたよね。あれも,いつの間にかなくなったんですけど,あれはどうしてなくなったのかは分かりませんが,ああいうことにならないように,ぜひともしっかり検討をして,長く続けていける,最初こうやってつけたけど,いつの間にかどこかへ放り投げてしまったようなものにならないようにしてほしいな。十何年前にあったの,あれは何だったのかなと思うんですけど,そこら辺はどうでしょうか。 ◎保健福祉課長(松井) 議員おっしゃられておられますのが,たしかすこやかメイトという仕組みであったと思います。あの当時は,確かにISDNという要するに通信形態で,その当時からすれば画期的な仕組みであったというふうに私も個人的であったと思います。ただ,ちょっと取組が早過ぎたとか,それからその理解が進まなかったというのが一つの普及されてなかったというんがあるではないかと思います。今と違うのは,その当時はそういう通信機器に人が慣れる,要するにしっかり使い方とかを理解しないと高齢者の人は扱いにくかったという分もあるかもしれませんが,あれから20年からたってますから,今はどちらかと言いますと,人の特性に合わせたデジタル技術もどんどん変わってます。スマホで言えば,指を触れるだけでとか,そういう形で,人の動きにデジタル技術が合わせていくようなこともあると思ってます。やはり議員言われますように,そういったデジタル技術によってそれがうまく活用できなかった方は生まれてくると思います。その方をしっかり使い方とか,それから楽しさとか,そういったとこを研修といいましょうか,そういう機会を設けなければいけません。その方がどうしても高齢者の方がなれない方が多いので,議員言われるように,高齢者の方を取り残さないというようなとこが一番大切なとこだと思ってます。ですが,今はつけておけばデータが取れるというようなこともありますから,そういったとこでしっかり高齢者の方知っていただく,そういったところから始めながら,デジタルの技術をしっかりと全住民の方に普及させて,利便性をとにかく知っていただくとこから始めていきたいと思います。
    ◆4番(横山) 過去のそういうこともしっかり検証した上で新しい技術を使った,未病への取組をしていただきたいなというふうに思います。 デジタルを使って何ができるかといって,広島県が示してる,これをもらいましたけど,いろんなことができるというふうに書いてありますよね。有害鳥獣の駆除のことも関係してくるし,水道,観光,スポーツ,教育,たくさん書いてありますけど,神石高原町はこの中でじゃあどれを一番に取り組んでいきたいのか。漠然とこういうのができますよというので進めるんじゃなくて,計画を立てて,まずデジタル化に向かってこれをやっていきますという,何か具体的なロードマップ的なものがあるのでしょうか。ただ漠然と国が言ってるから,県が言ってるから,じゃあ町もやろうかということじゃあいけないと思うんです。何か計画を立てて,いつぐらいまでにどれができるようにするかっていう明確なビジョン,それがあったほうがいいんじゃないんでしょうか。それがあるんですか。あるなら教えてください。 ◎町長(入江) 今のDXというか,デジタル技術とデータを使えば,本当にそこに書いてあるように,もっともっといろんなことができます。町とすれば,先ほど申し上げたように,当面高齢者の健康管理,それが全町へ広げていくのは将来ですけれども,高齢者の健康管理,遠隔医療,それから物流の関係ですね,ドローンの活用,そういったところをあくまでも行政の部門もRPAって,ロボットとデータ,業務の自動化を進めていく,そういったことを優先して取り組んでいきますけれども,県のDXの繰越しを承認していただきましたけども,計画づくりがありますから,この中でも何を優先していくのか,優先順位を決めながら,しかも事業期間を定めて計画をつくって,またお示しをさせていただきたいというふうに思います。 ◆4番(横山) 何をするにも,計画を立ててから進むほうがいいのかなと思います。しっかりと計画を立てて,あれはどうなったんかね,あのとき言ようられたけど,あれは何か消えていったよねっていうふうにならないように,お互いですけど,していきたいなというふうに思います。 だから,その計画を立てたりするためもあったりして,デジタル化を推進していく部署として未来創造課っていう課を新しくつくるということを今提案されておられますが,未来創造課だけがデジタルのことを進めていっても駄目だと思うんですよ。今言ったように,役場の中全員,職員の方みんなが心を一つにして高原町デジタル化を進めていこう,先進地になるようにやってきこうっていう士気を上げていかなければいけないし,それと住民の人も一緒に巻き込んで,スマホを持つことから,PayPayが使えることから,マイナンバーカードを作ることから,そういうところも準備としてもしっかり周知をして,みんなが心を一つにしていかないと,さっき言ったように,取り残されたりすることもあると思うので,そういうところをみんなの士気を上げていくことも大事だと思うんです,課をつくるだけじゃなくて。そのあたり,町長,どう思っておられますか。 ◎町長(入江) 議員言われるとおり,町民全員で取り組んでいくことが重要だというふうに思います。 未来創造課は,私が施政方針でも言いましたように,町の将来を考えたときに,協働のまちづくりと新技術の活用,この二つは永遠のテーマだというふうに思います。神石高原町のような中山間地域においては特にです。だから,それを進めていくための部署ですけれども,その中にDXを進めていくデジタル推進室をつくるというふうにしてますけれども,そのデジタルについても,そこでいろんな事例とか,今度来ていただく人もいろんな事例を知ってますし,いろんな町に関わってやってる会社ですから,そことのつなぎをやってもらったりとか,そういうことを進めていって,例えば健康であれば保健福祉課で,医療もそうですね。いろんな部署が関わってくると思いますから,そういったところ,そういうことができてきたら,今度DX推進本部と。府中市もつくりましたけれども,町内で本部を,そういう対策を進める推進組織を各課から集まってつくる。今,コロナの関係で対策本部をつくってますけれども,そういった分野を超えて取組ができるような組織,常駐とかということではないんですよ,そういう会というか,組織をつくっていきたいなというふうに思ってます。 ◆4番(横山) 私も取り残されないようにしないといけないなと思いますけど,今言われた外部の人材を4月から来てきていただいて指導していただくというか,いろいろなことを推進をしていっていただくんですよね。外部の方は,そういうデジタルのことにすごくたけた方が来られるんだろうと思うんですけど,この町の実情もしっかり知った上でのデジタル化だと思うんですよ。だから,本当に外部の人を呼ばなきゃいけないのかなというふうにちょっと私も疑問に思うんです。それからまた,こちらから職員を1人東京に派遣をさせるというふうに言われました。これも,果たして本当に今のコロナの時代に行かせる必要があるのかなと,ちょっと疑問に思いましたけど,来ていただくのもともかくですけど,行く必要が本当にあるんでしょうかね。 ◎町長(入江) 来ていただく方は,もちろん町内で仕事をしてもらいますけれども,例えば今言われるように,こういったDXの取組をどういうふうに町民の方に広めていくかとかということを,今じゃあ役場の中の職員でどういう形でやっていくかなって,事例も分かりませんけども。その方は,その会社として,今いろんな町に関わって,この町ではこういうふうな広め方をやってますよとか,そういった事例も分かりますから,そのものを活用できますよね。それから,今DXの取組自体も,あの町はこういう取組をやってますよとか,それを進めるのはどういうプログラムでやってきましたよとかということは分かりますから,進めるのが本当にスピード感を持ってできるということですね。町の職員でも,ずっと出張していろんなとこに行って調査をすればですけれども,なかなかそういう訳にはいかないですよね。ですから,来ていただく方の意味っていうのはすごくあると思うんです。もちろん町内の実態を見ながら,その人が全部一人でやるわけではありませんから,組織でやるわけですから,そこはちゃんと管理をしながら進めていきたいと思います。 それで,こちらから職員を派遣するのは研修ですけれども,やはりそこの会社っていうのはいろんな自治体に関わって,スーパーシティーというか,地方創生の取組をいろんなところでされてますから,そういったところに直接関わってもらうということですから,いろんな企画書を作ったりとか,国への申請書の作り方とか,そういったことを学ばせて,帰ってきたらそれを横展開でほかの職員にも広げていくと。これは非常に重要なことだというふうに思ってます。 ◆4番(横山) 分かりました。 すごい方が来られるんでしょうけど,あまりスピード感を持ってデジタル化を進めてもらって,この町に本当にそれが合うのかなというふうな,ちょっと私が時代が古いんですかね。合うんですね,はい。 デジタル化は大切だと思います。必要だとは思います。でも,この町に合ったデジタル化を進めていただきたいというのを私は言いたいです。決してアナログのままでいいとは言ってません。デジタル化はどんどん推進していくべきだと思いますけど,この町は高齢化率も50%近くなってるわけですから,そうした中でのデジタル化,どういうことが一番この町に合ってるか,そういうのを来られた方にもしっかりとこの町の実情を把握してもらった上で進めていただきたいなというふうにお願いします。 幾らデジタル化が進んだからといって,じゃあもうこれでやってください,スマホで,はい,できますよじゃなくて,人と人との触れ合いも大切です。会話をすることも大切です。そういうことを忘れないで,温かみのある町であってほしいので,私はそんなにデジタル化をスピード感を持って進めなくてもいいのかなというふうにも思います。ごめんなさい。でも,デジタル化と言っても,逆にセキュリティーの問題もあると思うんですね。だから,マイナンバーカードでもセキュリティーの問題とかで,何か不安に思う方もいらっしゃいますけど,その辺も万全な対策をしていかないと,どこで情報が漏れるか,どこでどうなるか誰にも分からない。便利便利とは言っても,紙一重に犯罪もあるわけですから,そこらは本当に慎重にデジタル化を進めていくべきだなというふうに私は思いますので,あれもできるよ,これもできるよっていう,こういうのが絵に描いた餅にならないように,何年後にはこういうことが実現しますよっていうふうになるように期待をしております。 じゃあ,次の質問に行きたいと思います。 新庁舎がいよいよ今年完成するわけですが,現在の進捗状況と,それから開庁までのスケジュール,そして庁舎の跡地利用計画についてお聞きしたいと思いますが,具体的には,工事はまず順調に進んでいるのかどうか,引っ越しのスケジュールはどうなっているか,今年は選挙が3回もありますが,その選挙に支障はないのか,雨季に入ると大きな災害も懸念されますが,災害が起きたときの体制は万全か,そしてその新しい庁舎の住民への公開は考えておられるのか,そして旧庁舎になりますが,この役場の跡地の利用計画はどうなっているのかをお聞きしたいと思います。 ◎町長(入江) 新庁舎についてですけれども,進捗状況や開庁までのスケジュール,跡地利用等々のご質問でございます。 昨年5月に工事の請負契約をこの議会で議決をいただきました。本体の工事ですけれども,骨格部分のコンクリートが打ち終わり,型枠などを外している状態で,今出来高は40%で,予定どおり進んでいます。建築工事が8月20日完成し,10月上旬から中旬にかけて供用開始をする予定で現在調整をしているところです。 引っ越しのスケジュールについては,現在開庁前の平日約1週間程度で行うように検討をしているところです。 10月に衆議院議員総選挙が行われる予定で,庁舎移転時期と重なる可能性がありますけれども,重なった場合も想定しながら準備を進めてまいりたいと考えております。 併せて,台風等により災害が発生する時期でもありますから,気象予報等も注視しながら,その状況に応じて対応が取れるよう体制を整備していきたいと考えております。 町民の皆様には,落成の式典,完成見学会ができるように考えております。工事完成後引渡しまでに日程を調整し,広報または告知放送などでお知らせをさせていただきます。 跡地利用ですけれども,跡地については新年度早々町民の方々等で構成する委員会を設置して検討していきたいと考えておるところです。 以上です。 ◆4番(横山) ありがとうございました。 工事は順調に大きな事故もなく進んでいるようでございます。完成までにもう少しになりましたが,大きな事故なく竣工を迎えられることを願っております。 今年に限って選挙が3回もある今予定になっております。そして,梅雨時期になると,また水害とか土砂災害とかが起こる可能性もあります。さらに,コロナの感染防止対策も取りながらの庁舎の引っ越しということで,皆さん何かとご苦労があろうかと思います。 庁舎というと町のシンボルですから,全町民を挙げて完成を共有できるように,完成の見学会というのは必要だと思います。今開催されると言われました。コロナ感染予防を考慮しながら,ぜひともこれは実施していただきたいなというふうに思っております。 それから,跡地利用についてですけど,新年度で検討委員会を立ち上げて,これから検討をされるということなんですけど,跡地利用について住民の皆さんのご意見を聞くことももちろん大事ですけど,その前に町長はどういうようにしたいのか,町長の思いを私は聞きたいと思いますが,いかがでしょうか。 ◎町長(入江) 議員言われるように,町のシンボルでもありますし,庁舎,病院,大きな施設でございます。そこは,町の中心というか,そういった行政を担う場でありますから,ただ単にこの小畠地区の人たちだけで考えるということではなくて,町内全体で町民の方々で構成すると申し上げましたけれども,いろんな方に関わっていただいて,もちろん地元の意見も聞きながら,本当に跡地については経済的にも活用できる,また移住とか,そういったものにも使える,子育てにも使える,そういったいろんな目的があると思うんですけれども,その中でも優先順位を決めながら,この地域にマッチした跡地利用というか,そういったことを考えていきたいなというふうに思ってます。 ◆4番(横山) ありがとうございました。 安心,幸せ,さらなる挑戦をテーマに,いよいよ令和3年度入江町政の2期目が本格的に始動するわけですけど,今年は庁舎も完成し,来年は続けて病院も完成いたします。入江町政の1期目の大きなプロジェクトでもありました,この二つの案件が終わるわけですが,建物は新しくなっても,これからが重要になってくるかなというふうに思います。特に,病院は住民の皆さんの一番の安心と安全,心の支えとなる存在にならなければいけないと思います。そうしたことも含めて,住民に対する役場の在り方,それから病院の充実,課題はたくさんあろうかと思いますけれども,何年後かにみんなで庁舎と病院をあのとき建て替えて本当によかったねって言えるような日が来ることを願いまして,これからも町政運営,病院運営をしっかりと進めていただきたいというふうに要望いたしまして,私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(橋本) 以上で横山議員の一般質問を終了します。 ○議長(橋本) ここで休憩とします。 再開は14時50分とします。(午後2時11分) ○議長(橋本) 再開します。(午後2時50分) ◆2番(小川善) それでは,私から大きく分けて2点ほどご質問いたします。一つは,こばたけ保育所の建設について,もう一つは機構改革についてお聞きいたします。 まず,こばたけ保育所のことなんですが,これまでの経過の説明をさせてください。 令和元年に保育所整備検討委員会を立ち上げ,町有地7か所を候補地として,災害や事故の可能性が低いと思われることや利便性など,様々な面から検討した結果,庁舎または病院跡地を建設予定の候補地とした意見書が提出されました。遡ること平成29年2月に,当時のこばたけ保育所の保護者会会長と私が町長のほうに陳情に伺った際には,平成33年まで待ってほしいという説明でした。その趣意に,庁舎か病院の跡地利用ということも考えられているように感じました。しかし,平成30年の豪雨の災害の復興を優先せざるを得ない状況下,新庁舎,病院の建設も遅れていたため,こばたけ保育所建設も延期となっておりました。入江町長も,より早い建設ができないかという地元町民や保護者からの意見で,町有地以外,民有地を含めた検討ができないかを考えていた折,地元出身の丹下大さんから4億円という多額な寄附をいただき,早期建設のため,再度保育所整備検討委員会が開かれることとなりました。そして,民有地3か所の候補地を順位を決め,行政から地権者へ折衝に当たっていただいているというのが現在までの流れとなっています。 こばたけ保育所の早期建設のために多額なご寄附をいただいたということは,寄附者の方にもいろいろな思いがあるのではないかと感じております。その思いを形にするために共有できればと思っております。 そこで,3点お聞きします。 どのような保育所を建設することが寄附者の意に沿えるとお考えであられるか。2番目,ふるさと納税の返礼品は不要と言われたと聞いておりますが,神石高原町として,保育所の名前をつけてもらうとか記念碑を建てるなど,何か考えていることはありますか。3番目,4億円のうち3億円を建設費に充て,1億円を町内の保育所や幼稚園の英語教育など,本物に触れる学習に使うということになっていますが,その内容とは。以上3点,説明をお願いします。 ◎町長(入江) 小川議員のご質問に答弁申し上げます。 こばたけ保育所の建設についてでございます。 寄附者の思いですけれども,寄附者の方からは,できるだけ早く建築をしてほしいと伺っておりますので,スピード感を持って建築に当たるよう担当課に指示をしているところです。また,英語教育を取り入れた教育,アート展示などで子どもの五感に訴え,子どもたちの個性を見つけたり伸ばしていける保育所を目指してはということも聞いております。アート展示については,設計段階で検討していきたいというふうに思っております。英語教育については,保育所専属の会計年度任用職員の採用等を検討していけたらというふうに考えております。 2番目の,寄附者へのお礼ですけれども,ふるさと納税のお礼は辞退をされましたから,記念碑や名誉町民等も検討しますけれども,本人の意向を尊重したいと考えますので,また相談をして決めていきたいというふうに思っております。また,地元出身者でもありますので,保育所の建設関係だけでなく,これからも本町としっかり関わりを持っていただけるような機会も持っていけたらというふうに思っています。例えば,本町に来ていただいて講演会とか交流会などが開催できたらというふうにも考えております。 3番目の本物に触れる学習の内容ですけれども,基本的に単年度で実施するようなものではないというふうに思ってます。子どもたちが将来この町で育ったことに誇りを持ってもらえるような事業を検討してまいります。まずは,寄附者の思いにもあります英語教育やアート等から始めていきたいと思っておるところです。英語教育については,令和3年度中に実施できるよう取り組んでまいります。 以上です。 ◆2番(小川善) まず,こばたけ保育所,口約束だったんですけど,本来だったら今年に入園できるんじゃないかという期待をしておりました。ただ,その後いろいろなことがあり,延び延びになってたということなんですが,開園というのは,いつを目指しておられますか。 ◎町長(入江) 令和5年度中に開園ということを目指していきたいと思います。 ◆2番(小川善) これは,5年度中というのは,5年4月に開園できるということでしょうか。 ◎子育て応援課長(赤木) こばたけ保育所の建築のスケジュールでございますが,今考えておりますのは,建築が完成するのが5年度の秋から冬,年中には完成させたいと思っておりますので,3月とか翌の4月を考えずに,年度の途中で引っ越しができたらなと考えております。 ◆2番(小川善) できるだけ早く造ってあげていただきたいと思っております。 保護者会の意見もあるんですが,保護者の方で,子どもさんにしても,自分がおるときにはできないかもしれない,だけど何とか次の世代でもいいから早くしてあげたいというような思いでみんな頑張ってこられているのを感じております。だから,できるだけ早くそういうところで造っていただければと思っております。 設計段階からのアート展示を考えてるとのことだったんですが,それはどういうようなものとなるんでしょうか。 ◎町長(入江) この寄附をいただくというか,その話をする中で,英語教育も言いましたけれども,絵とかの展示,面白い絵とか記憶に残るような,そういう五感に訴えられるような絵の展示もできたらなというふうに言われてました。幾らか絵も持たれてるようなので,そういったものを展示というか,飾ってもらうというか,そういったこともやりたいというようなことを言われてました。それ以来,まだ設計業者も決まりませんから具体的な話はしてませんけれども,設計業者が決まった段階で,どういう形でやっていくのか,例えば部屋で鍵をかけるようなものであれば,そういうものも必要になりますし,そういったものを協議をして決めていきたいと思ってます。 ◆2番(小川善) 神石高原町ができる,これということで,何かできないかと思ったんですが,寄附者の方の意向というものもありましょうから,そこのほうでいろいろ検討していただければと思っております。 昨日でしたかね,幼少期の寄附者の人をよく知られる人と話をしました。そのときに,おばあちゃん思いのええ子じゃったんよというてからいうことがありましたので,そういう人が保育所を卒業され,その後どういうようなことを,どんなものを見たり,どんなものを聞いたりしながら,どういうことを考えて今のような生活ができるようになったのかということもちょっと興味を持ちますので,できれば,私も講演会などでお聞きしたいと思うんですが,そういうことは可能でしょうか。 ◎町長(入江) 実家が今福山の神辺ですので,ちょこちょこ帰られてるようですので,そういった日程も調整をさせてもらったら可能かなと思うんですけども,まあ今ちょっとコロナの状況がありますから,そういったところも考えて,実施できるようになったらやっていきたいなというふうに思っています。 それと,本も書かれてますから,たしかやらないとは言わない,やると言ってから考えるみたいな,何かそういうタイトルじゃなかったかなと思うんですけども,本も書かれてます。その中に,いろいろ自分が育ったこととか,起業に対しての思いとかも書かれてますから,そういった本を読んでいただくということもありかなというふうに思ってます。 ◆2番(小川善) 今さっき言った,よく知られている方というのも,ほかにもここ神石高原町出身の人で,すごい,いろいろな有名な方が,この人もそうなんよ,あの人もそうなんよとかというなのを聞いて,そういう人たちっていうのは,結構田舎のことをすごく大切に感じておられるんだなと思いました。普通だったら,こんな田舎のことはあまり口にしたくないみたいな感じを思いがちなんですが,そういうちょっと有名になられた方っていうのは,地元のことを,昔こういうなところに育ったんだよということをすごく言っていただいてるということを聞いて,大変ありがたく思っております。 英語教育についてなんですが,英語教育については,保育所専属の会計年度任用職員の採用というのを本年度中に実施できるように検討しているということでしたが,町営と指定管理を含めて,保育所が5か所で幼稚園が1か所あるんですが,何人の採用を考えておられますか。 ◎町長(入江) 会計年度任用職員の採用等ということで,その採用ということになるか,例えば業者に委託するという形になるかもしれませんけれども,いずれにしても英語に触れる機会をしっかりつくっていただく,保育所専属の方を迎えたいと。迎えるというか,関わっていただきたいなというふうに思ってます。何人ということは,まだ今具体的に決めてはおりませんけれども,保育所と相談をしながら,時間的なこともありますから,そういったことを相談しながら進めていきたいと思ってます。 ◆2番(小川善) 町長は英語教育にすごく力を入れておられますが,どうしてそこまで英語教育に力を入れておられるんでしょうか。 ◎町長(入江) これからは,グローバルというか,いつも言うように,世界へ出ていかなくても,相手から,海外から関わってくる機会が非常に増えます。そういった中で,英語が話せる,そういうことを学ぶことは非常に重要だなと思ってますから,しかも早い段階からすることによって,子どもの可能性がどんどん広がってくるんじゃないかなというふうに思っているところです。丹下さんもそういうふうに言われてますけども,いろんな方に聞くと,英語教育というのは非常に重要だと。もちろん日本の歴史を学ぶとか,日本語の言葉とかというのも重要だとは思いますけれども,そういった意味で英語教育をしっかり進めていきたいなというように考えてます。 ◆2番(小川善) 私,ちょっと調べたら,日本人というのは,小さい頃からの食生活でうまみを感じる舌を持ってるってよく言われますよね。それと同じように,英語も言語でしたら,日本の言語の周波数というのが125ヘルツから1,500ヘルツで,言語としたらすごく低いところにあるんです。それが,今度イギリスの英語だったら,日本が1,500が上なのに,英語は2,000から1万5,000ヘルツのすごく高いところになるんです。だから,英語を聞く耳ができるということは,日本語の低いところから英語の高いところまでが聞き取れるということになると,言葉というのがすごく勉強が上手にできるということらしいんです。だから,そのために小さい頃から耳を鍛えるということで,低い日本語から高いヘルツの英語を勉強させるということみたいです。そうすると,その中にあるフランス語とかイタリア語とかを勉強するときも,すごく楽ならしいです。ロシア人の周波数というのが125ヘルツじゃから日本と一緒なんですけど,上が日本は1,500なんですが,ロシア語は8,000ヘルツになってるから,すごく幅が広いんです。そのために,言葉というのがロシア人はすごく外国語を覚えるのが速いということです。英語を覚えるのも速いし,ドイツ語にしてもフランス語にしても覚えるのが速いということみたいです。そういうところで,日本人の小っちゃい頃から教えるっていうのは,英語を教えるっていうのは,そういうところだということみたいですよ。だから,日本語はここ,英語はちょっと飛んでここ,こっからここまでをカバーできるということで,勉強するのに英語がいいんじゃないんかということみたいです。 今,インターナショナルスクールをつくられておるんですけど,インターナショナルスクールでホームページでちょっと見たら,あまり英語に執着しておるんじゃないんだ。今,英語が主流だから英語を主体としたインターナショナルスクールをつくるんだということを書いてあったんですけど,そうじゃなくて,言語として覚えるのに,自分の子どもの耳を鍛えるのに低いヘルツの日本語から英語までをカバーできるようになると,いろんな言語が大きくなったときにしゃべれるということです。これを広めてやってください。 五感に応える教育ということを言われてるんですけど,今英語っていうのは,耳を鍛えるということだと思うんです。食育を通して,舌を鍛えたりしていますよね。それ以外の今度,色弱もあるんで,目を鍛えたりとか,あと触覚を鍛えたりとかというようなことを鍛えたような,いろんな教育を取り混ぜていただきたいと思うんですが,その辺何か考えておられることはありますか。 ◎町長(入江) こばたけ保育所が限ってではないので,今もいろんな取組を保育所でやってますから,そういったことも含めて,特化してちょっと少しお金をたくさんかけるよとかということになれば,寄附者の人とも相談をしながら,また保育所とも相談しながら進めていきたいと思ってます。提案をいただければいいと思います。ありがとうございます。 ◆2番(小川善) それでは,いい保育所ができることを望んでますので,よろしくお願いします。 続きまして,機構改革についてお聞きします。 現在は,まちづくり推進課の中に協働支援生涯学習係というのがあります。4月から未来創造課に変えて,まちづくり推進係とデジタル推進室,その下にデジタル推進係というものができるように変わると聞いております。 私自身なんですが,ようやくまちづくり推進課というちょっと長いような名前に慣れてきたところなんですが,それを未来創造課に変えるというメリットというものがあるのかということを聞きたいと思います。その次に,特色ある教育の具体案とそのために必要な環境整備というものがあるのか。文化の振興をするため,教育委員会と未来創造課は何をするのか。3番目に,協働支援センターに対して現在までまちづくり推進課が行政からの告知,連絡をしてきました。行政主体の時代はもう終わったということでありますが,これから各種団体の統制は誰がするのか,協働支援センターには今後どのような活動を期待,お願いをするのか,また誰がそれを指導するのかの説明を求めます。 ◎町長(入江) 機構改革についてのご質問ですけれども,未来創造課に変えるメリットというご質問です。 未来を見据えた施策を展開していく部署として,まちづくり推進課を創造的に改編し,未来創造課を設置するところです。具体的には,協働のまちづくりのさらなる推進とデジタル技術を最大限に生かした様々な施策を推進していく体制を整備することで,これらの課題に効率的,効果的に対応していくことができるものと考えております。 2番目の特色ある教育については,後ほど教育委員会のほうが答弁を申し上げます。 3番目の協働支援センターの今後の活動,誰がそれを指導するようになるのかというご質問ですけれども,町としての役割は各種団体を統制するということではなくて,各種団体に対する財政等の支援により活動そのものを活性化させることや,コミュニティー,文化,スポーツ施設の充実,活動も含めてですけども,充実など,活動する機会,場を提供する施策を展開することが行政の役割だというふうに考えております。行政が主体として行う画一的なまちづくりの時代は終わったということで,告知をしないとか,いろんな文書を出さないとか,そういうことではございません。以前の定例議会でも答弁しましたけれども,日本全体が人口減少というときです。国からの財政支援も少なくなり,財政状況を十分考慮した行財政運営がこれからは必要となってきます。従来の人口増,人口が増加していたときの考え方から,人口減少を前提とした政策にシフトをしなければならない。限られた町の財源を選択の誤りのないように集中的に進めることが重要であると考えています。こうした背景と将来を見据えたまちづくりを考えたとき,住民自治組織や協働支援センターとの協働が重要ということになります。それぞれ地区に住む皆さんみんなで,それぞれの地域の将来を考え,次世代を担う子どもたちのために,人任せではなく,行政任せでもなく,ここに生まれて,ここに住んでよかったと思えるように知恵を出し合い,できることから実現していくことが重要だと考えております。地区の総力を結集する連携の場づくりということでございます。こうした取組を推進するため,協働支援センターに対しては一括交付金制度により財政支援を行っているところでございます。今後においても,本町の最上位条例,人と自然が輝くまちづくり条例の実現のため,住民皆さん,協働支援センターと適切な役割分担,協働によりまちづくりを推進したいと考えていますので,引き続きのご理解,ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。 以上です。 ◎教育長(馬屋原) 教育委員会に関わる機構改革の件でございますが,町長の施政方針で示されております特色ある教育,文化の振興でございますけれども,本物を見て,聞いて,体験でき,記憶に残る教育の環境整備などを含めまして,組織改正でまちづくり推進課が未来創造課となりますけれども,教育委員会といたしましては,今までの取組と変わることなく,推進,実施できるものと考えております。引き続き,未来創造課と緊密な連携を図りながら,取組を進めてまいります。 以上です。 ◆2番(小川善) 今の教育長の答弁を聞きましても,今までどおり取組が変わることはないということを聞いております。町長の答弁も,何年か前に質問したときと変わらずに,協働支援センターに対して以前とも変わらないような答弁でした。だから,要はあまり変わったことはないのかな。そのために課の名称まで変える必要が本来あるのかなという気もするんです。何かころっと変わるようなことがあれば,もっと今度はこういう課になるからちょっと期待しといてくれというてからみんなにも言えるんですけど,それもなかなか言いづらい。今までと変わらないんですけど,ちょっと課の名前が変わりますよというような感じになってしまうのが,ちょっと残念です。封筒など,いろいろ課の名前を変えるのに,今子育て応援課という課をつくってシールを貼られてますけど,そういう手間がかかるのかなというぐらいに考えました。あまりちょっと課の名前を変えるという必要はなかったのかなと思いました。 もう一つのほう,まちづくり推進課から未来創造課に変わったときに,先ほどの協働支援とか生涯学習係というのはまちづくり推進係ということに名前が変わるというて聞きました。情報観光係というのがデジタル推進係に変わると聞いております。観光はどこへ行ったんでしょうかね。観光というのは,どこが所管になるんでしょうか。 ◎副町長(森重) 観光関係は,令和3年度に本町の観光振興の計画を立てるということでありますので,政策企画課のほうで各課連携しながらこの計画を立てていくということで,政策企画課に属するものです。 ◆2番(小川善) それじゃあ,観光協会との連携とかというのは,政策企画課が取られるということでよろしいんでしょうか,はい。 政策企画課といえば,先ほど前の一般質問で答弁がありましたが,政策企画課は行政のデジタル化や公務の負荷はどこにあるかを調べて,それを明確化して分類分けをするという調査をしている。それを経て,デジタル推進係というのは,次に何をするんでしょうか。そのあたりを説明いただきたいと思います。 ◎町長(入江) 今政策企画課がやってることを,もちろん業務の内容のDXについても,引き継いでもちろん今度のDXの推進室でやります。業務もそうですし,まちづくり全体の中でそれをやっていきます。 まちづくり推進課を変える必要がないというご意見ですけれども,そうじゃなくて,私は施政方針でも申し上げましたけれども,これからの神石高原町のまちづくりは,大きく二つ柱があるんだということを申し上げたと思います。協働のまちづくりと新技術の活用,これをしっかり進めていくんだと,根底に置きながら進めていくということを町民の皆さんにもしっかり理解していただく。特に,新技術の活用,DX,デジタル技術とデータの活用については,専門的に集中的にやっていく必要があると,スピード感を持ってですね。ですから,こういった課を改編というか,新たにつくって進めていく考えでいますから,今のまちづくり推進課とは根本的に考え方は違います。先ほど言いましたように,今政策企画でやっておるデジタルの部分は,そのまま未来創造課のほうに引き継いで,今度はそこでやっていくということになるということです。 ◆2番(小川善) 引き継いでどういうことを次にされるか。それから,今まで午前中からデジタルのいいところというのはずっと聞いてきて分かってるんです。そうじゃなくて,デジタル推進課がやるべきこと,やりたいこと,何をするかということが知りたいんです。だから,デジタル推進課,例えば一般の人に対してスマートフォンをみんなに普及させたい,だから皆さんスマートフォンを買い換えたら幾ら上げますよみたいな感じを考えとってんかとか,そういうような何を行政がしようとしているのかということが知りたいんです。ただデジタルが悪いということでなくて,デジタルがいいものは分かってるんですけど,それを広めるためにどういうふうなことを考える課なのかということが知りたいんですが。 ◎町長(入江) 何度も申し上げてると思いますけれども,具体的にDXの取組って何ですかという質問を今までも答弁させていただきましたけども,それをデジタル推進室でどういう形で進めていくのか,スケジュールを立てたり,どの事業を活用するのかとか,どういう人に関わってもらうのかということをデジタル推進室で決めて,進めていくんですね。今の政策企画がいろんな調査をしてるのは,業務をどういうふうにデジタル化,データを活用することによって効率化されるかということを今検討するために調査をしてますけれども,今度はそれをデジタル推進室で分析をしながら,じゃあ取りあえずこの業務を例えばRPAとか,そういうものに変えていきましょうとか,そういうことを検討して,実際実施していくところがデジタル推進室です。 ◆2番(小川善) やっぱり何遍聞いてもよく分からないんですいません。 デジタルがいいということは分かるんです。じゃけど,それを考えるということも分かるんです。ただ,考えるためだけの課なんか,それを何かするんじゃないんかということがあったんで,考えがいろいろあるのかなと思って聞いてたんですが。 続きまして,デロイトトーマツはいいんですかね。 ○議長(橋本) まだ。 ◆2番(小川善) そうですか。 ○議長(橋本) まだ言ってないことは。 ◆2番(小川善) 出向社員を受け入れる予定というて聞いておりますが,受け入れるためにどういう会社から選択,選出されたかということをお聞きしたいんです。 ◎町長(入江) 派遣していただく会社,企業の選定ということだと思うんですけれども,DXの推進についていろいろアドバイスをしていただいている,福山市とか府中市にも関わられている方がおられるんですけれども,医療,福祉,高齢者支援とか,インフラ整備等に詳しい方ですけれども,その方からいろんな事業に取り組んでる会社というか企業がありますということで紹介をいただいたところです。その会社の方と話をする中で,実際にいろんな自治体と関わりを持ってDXを進められたり,地方創生のことを進められてるということが分かりました。神石高原町もそれを進めていく上で,そういったいわゆる最近IT人材とか,いろんな人を雇用というか,採用してる自治体もありますけども,うちもそういったつながりをつくったり,専門的に推進ができる人材の派遣をいただくことができるのかどうかという話をしたところ,その可能性もありますということで,その事業者とは話を進めているところでございます。 ◆2番(小川善) その会社の方に出向していただいて,どこまでお手伝いしてもらえるんでしょうか。だから,そういう企画をされるということでよろしいんでしょうか。 ◎町長(入江) 期待してるのは,もちろん企画もしますし,例えば国,県のどういった補助金を活用していくか,またその申請書類を作るとか,今先ほども言いましたように,いろんな自治体に関わられていますから,いろんな自治体と例えばつないで連携するということもできると思うんです。そういったことを進めるとか,新しい取組を今やってる他の自治体の取組を紹介していただいて,それを神石高原町に落とし込んでいくとか,そういう具体的な事業ももちろんやっていただく。そういうことを期待してます。 ◆2番(小川善) 新しい技術というのが,なかなか新しい部署でどういう形を取られるかということはまだまだちょっと分からない部分もあるんですが,名前を変えてまでやるという意気込みということで,これからの活躍を期待いたしまして,質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(橋本) 以上で小川善久議員の一般質問を終了します。 議事の中途ですが,以上で本日の会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(橋本) ご異議なしと認めます。したがって,本日はこれにて延会といたします。 3月12日午前10時までに本議場にご参集ください。            午後3時29分 延会...